夜の庭から

マイノリティの思考と駄文の書き置き場 (お知らせ:現在デザイン改修中です。)

今さらながら『モテキ』を見た&読んだ感想と、AWAYOKUBAはヤメロ!の話

ドラマ『モテキ』を見た。そして原作の漫画も読んだので、ブロガーもすなる感想というものを私もしてみんとてするなり。

 

感想エントリーはこれまで、未読の人にどこまで情報を伝えても良いものか要領をつかめずに避けていたけど、今回は多くの人が知る作品なので遠慮なくネタバレですー(´◔౪◔)ウヒヒ

モテキ<Blu-ray BOX(5枚組)>

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たまには好き勝手に感想を書くよ

実は原作より先にドラマを見ちゃいました。「モテキのなかでは小宮山夏樹のキャラかな」と言われて気になって気になって。でもドラマの小宮山夏樹は松本莉緒ちゃんが演じていて、超絶にかわいい小悪魔キャラなんですよね……。だから「あ、これは私とは違うな」と思いました。むしろ土井亜紀の台詞にいちいち頷いてたくらいで。

 

なかでも土井亜紀の「どこまで私を悪者にしたいの!?」のセリフには、久保ミツロウ先生に心の底から感謝の言葉を伝えたい。“卑下や自虐を善として繊細チンピラを発動させる人”に私はいつも辟易しているのです(参照:寂しがりやはモテないよ。)。一方的に被害者ぶられた時のやるせなさと言ったらもう……。それでも自分に同情したら終わりだと思ってるから「傷ついた」なんて言わないけど。

 

でも土井亜紀に自分を重ねることもできなかったな。ベースは小宮山夏樹で土井亜紀と林田尚子の言葉に頷いていました。あ、ドラマでビッチな小悪魔キャラの夏樹は、原作では小悪魔よりも影のあるオンナって感じでYOUっぽいキャラなんですよね*1

 

けれども、その影はドラマでも漫画でもほとんど描かれていなくて、主人公・フジの実家での食事シーンや高校の教室で話す場面でようやく人物背景がチラリと見える程度。これは細かく心情が明かされる土井亜紀とは対照的です。でも裏を返せば、そこまで情報が出なかった(出さなかった)のは、フジが夏樹の内面にコミットしていなかったと言うことでもあるのだろうなと。事あるごとにリターンを求めてぶつかっていた土井亜紀とは違う。

 

夏樹は誰にもわかってもらおうなんて思っていないし、何も期待していない。でも自分に何かを期待する人がいて、それには応えている*2。私もこんなエントリー(恋愛観と人生観と。)を書いたので、夏樹が「自分のことを好きになる人は苦手」とか「曲がるはずのない道を曲がるのが好き」と話すのは何となくわかる。フジくんが恋しているのは実体のない夏樹のお化けだもん。私は幻想をぶっ潰しにかかるタイプなので夏樹は優しいなぁと思いました。

 

林田尚子はモノの捉え方に共感。文化系男子に一番人気のいつかちゃんは1ミリも共感ポイントがなかった。処女をドブに捨てるだとか、多忙でフジと遊びに行く時間が作れないのに男友だちとのスキーを優先しちゃうなんて意味不明だなぁと。友人に話したら「みぃあさんは不器用な人に冷たいよね」と言われてしまいました(´・ω・`)スマヌ 

 

あ、男性陣に全然触れてなかった! フジはもちろん論外で、島田はモテる理由もわかるけど皆にモテるからパス。墨さんはたまに遊べる都合のいい人。で、私が一番好きな男性キャラはオム先生でした( ・∀・)ノ

 

オム先生はコミュ障で人付き合いができなかったけど、土井亜紀に片想いを始めてから少しずつ変わる努力をして周りとも関わり始める姿が素敵だなぁ♡と。それに変な動きもかわいいw

 

ドラマの配役に口出ししたい

見る人によってそれぞれのイメージがあるとは思いますが、私がドラマを見ていて違和感を覚えたのは野波麻帆さん。この方のビジュアルはロキノンよりもbmrが似合う気がして。ヒョウ柄を身につけた途端に“地味で家庭的”な設定が吹っ飛んでしまう。もうちょっと和風美人系の麻生久美子稲森いずみのように控えめで、加えてカジュアルさが出せる女優さんが良かったなぁと思いつつも、具体的には思い浮かばず……。配役って難しいね。

 

小宮山夏樹役の松本莉緒ちゃんもかわいすぎる気がした。ゆるふわだけど、もっとアンニュイさが欲しい! でも原作の雰囲気が出せる二十代後半の女優でパッと思い浮かぶ人がいないのだなぁ。今の若手女優はファニーフェイスか清純系に偏っている気がする。一昔前の大塚寧々や、少しこってりしちゃうけど広田レオナのような残り香を漂わせるような女優がいない。私が知らないだけかな?

 

まんまるお目々で歯もきれいに矯正した女優は皆さん健康的で頑丈そうで、ワケありの色気を醸すような役は難しい気がする。だから見始めの頃は、菊地凛子のほうが小宮山夏樹に適格なのでは?とも思っていました。

 

その菊地凛子も見始めの頃は違和感を覚えたのだけども、見続けているうちに徐々にヤンキー役に馴染んできた。けれども、それでももっと田舎っぽさが欲しかったなぁと。吉村由美相川七瀬に通じるヤンキー顔ってあるじゃないですか。パッと思いつくのは香里奈加藤夏希かな。菊地凛子は好きだけども、田舎のヤンキーにしては垢抜けすぎてる気がします。全然ダサくならないもん。

 

女子の11~12月はモテキではなかろうか

ここからは主語が大きくなるので女子(女性)のご意見を伺いたく候。主人公・フジのように「連絡が相次ぐ=モテキ」であれば、独身女性の多くが毎年11~12月にモテキが訪れていませんかね!?

 

と言うのも、クリスマス~バレンタインデーまでの一連のイベントを目前に控えた11月頃から、うちは男友だち(義理チョコを確保したい既婚者含む)からの連絡が相次ぎます。もちろん向こうも「独身だから~」とか「独りじゃ寂しかろう」と見越して連絡をよこすのだけども、申し合わせたように同じ行動パターンだから私は毎年、ウンザリする(´-ω-`)

 

あと「カップルは氏ね!」なんて呪詛を吐く人がいるけど、あれはやめたほうがいいと思います( ˘•ω•˘ ) その言葉を聞いて「私も独りだし寂しいから一緒に過ごそうかな♡」と思う女性はいるの!? むしろ“この人とだけは一緒に過ごしたくないリスト”にぶち込むよ。だって、彼女っぽい女性がいて体面が保てればいいんでしょ。それならレンタル彼女でいいじゃない。AWAYOKUBA*3はヤメロ!

 

11月になって焦る前に、誕生日をお祝いしてくれたりバレンタインに逆チョコをくれたりするほうが好印象だよ! 好意が嬉しいし印象に残るし、恋愛には至らなくても“特別な人”として接したくなるもん。モテたい男性はクリスマスに呪詛を吐いたり、義理チョコ・クレクレ攻撃をやめて与えられるオトコになってください♡

 

Hulu

Hulu

 

 私はHuluで見ました( ・∀・)ノ

*1:私は決してイイオンナだと言う意味ではなく、アンニュイ系・影がある系という意味で言われたので誤解なきよう。

*2:その憂いがわかるから島田は近づけたのだと思う。

*3:id:otsuneさん AWAYOKUBAのはてなキーワードを作ってください!