麻生副総理「AKBに一級品はいない」発言は失言か名言か
週刊文春 7月31日(木)18時1分配信
「AKBには1人では一級品はいない」という麻生太郎副総理の発言が、思わぬ広がりを見せている。
「7月22日の横浜での講演会で、麻生さんは『日本人は体格的には劣位でも、まとまったときは間違いなく強い』というたとえとして、なでしこジャパンなどとともにAKB48を上げた。『一級品はいない』発言の直後にも『まとまったらいい』と付け加えています」(全国紙記者)
ただ、麻生氏はさらにこう“ダメ押し”している。
「(海外の芸能人のほうが)プロポーションもいい、歌もいい、顔もきれいと、プロに聞いたらみんな言う。しかし、“せーの”でまとまったら必ずAKBだ」
貶しているのか褒めているのか、微妙な表現である。
「失言では枚挙に暇がない麻生氏だけに『またか』と問題視する向きもあるにはありました。でも、もの作りによる経済再生、地方の活性化をテーマにした話のなかで、一致結束したユニットとして人気を誇るAKBに日本の底力を見たと、麻生氏なりにAKBを評価していることは伝わり、『たまにはいいことを言う』と支持する人が意外に多かったのです」(前出・記者)
とはいえ、「1人では一級品はいない」とキッパリ言い切られて、関係者たちはどういう思いなのだろうか。
芸能プロ関係者はこう解説する。
「彼女たちは“企画物”のアイドルとして選ばれ、AKBのメンバーだから人気があるわけです。1人の芸能人として特別優れているわけではなく、それは当人たちも自覚しているはずです」
実際、卒業していったメンバーたちの苦戦は続いている。
「篠田麻里子が関わっていたアパレル会社が破綻して騒がれたばかりですが、一昨年、卒業して女優に転身した前田敦子はもっぱら尾上松也との熱愛が話題になるだけで、仕事の方はまだAKB48時代の人気に相応しい成功は収めていません。昨年、ソロ歌手になった板野友美は存在感さえ薄くなっている。6月に卒業した大島優子が女優としてどこまで伸びるかは未知数ですが、若手女優は激戦区だけにトップに立つのはもちろん、生き残るのも並大抵ではありません」(芸能デスク)
麻生副総理の鼻を明かす一級品の出現が待たれる。
<週刊文春2014年8月7日号『THIS WEEK 芸能』より>
「週刊文春」編集部
最終更新:7月31日(木)18時1分
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