国際通貨基金(IMF)は29日、対外分野評価報告書(ESR)で各国の通貨・金融政策を評価し、韓国について、「為替レートは市場によって決定されるべきだ」とし、為替市場への介入を最小限にとどめるべきだと認識を示した。
IMFは「政府の介入はどの方向であれ、行き過ぎた変動を緩和するラインにとどめるべきだ。マクロ健全性措置も金融の安定性に対する懸念を解消することを目標とすべきだ」と指摘した。
IMFは韓国の経常収支黒字の対国内総生産(GDP)比が輸出増加と輸入減少により、2012年の4.3%から昨年は6.1%まで上昇した点にも言及した。IMFは2%を推奨水準としている。