まゆゆ、夢かなった！宝塚元トップと共演「人生で一番緊張した」

元男役トップ５人と共演を果たした渡辺麻友

　宝塚歌劇の大ファンでも知られるＡＫＢ４８の渡辺麻友（２０）が和央ようか（４６）ら男役の元トップスター５人と初共演することになった。６月の第６回選抜総選挙で１位になった“ご褒美企画”として実現したもので、テレ朝系音楽特番「真夏のプレミア音楽祭〜魅惑のコラボレーション〜」（８月１６日・後２時半）で放送予定。「フライングゲット」など３曲でコラボしたまゆゆは「人生で一番、緊張した。夢みたい」と大興奮だった。

　ステージ中央で歌い出したまゆゆに５人の元トップスターが順に歩み寄り、視線を通わせながら宝塚歌劇を象徴する歌「すみれの花咲く頃」を披露。夢のような時間を堪能して「人生で一番、緊張した。言葉にできない幸せです」と心をときめかせた。

　ＡＫＢ４８に加入して７年。ＮＨＫ紅白歌合戦、日本武道館や東京ドームでのコンサートなど大舞台を経験し、第６回選抜総選挙で悲願の１位に輝いたトップアイドルは「これまで頑張ってきて本当に良かった」。１００年の歴史を誇る宝塚の重みも実感できたよう。

　ＡＫＢ４８の代表曲「フライングゲット」では、センターで笑顔を振りまくまゆゆに対し、元宙組の和央、貴城けい（４０）、大和悠河（３６）、元星組の湖月わたる（４３）、元雪組の水夏希（４１）が力強い動きで対抗。和央が「まゆゆは、かわいくて本番での集中力もすごい」と絶賛すれば、湖月も「男役としての心をギュッとわしづかみにされた」と興奮気味に話した。

　美しい独特の世界観に魅了されて宝塚ファンとなり「表現力を参考にしている」というまゆゆ。２０１１年に蘭寿とむ（３８）の花組トップスターお披露目公演「ファントム」を東京宝塚劇場で見て以来、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場にも１０回以上、足を運んでいる。ＡＫＢ４８の握手会イベントで宝塚の楽曲を披露したこともある。

　和央から「宝塚の娘役に来てほしいくらい」と、最高の褒め言葉を送られたまゆゆは目を潤ませ、「ぜひ、またご一緒させてください」と再会を約束。収録後、５人がステージを後にすると、姿が見えなくなるまで名残惜しそうに見送っていた。