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31 Jul 2014 08:18

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中国の若者が「SNH48」に熱狂する要因は選挙

東スポWeb 7月30日(水)11時16分配信

 AKB48の姉妹グル―プで、中国・上海を拠点に活動する「SNH48」が、初の選抜総選挙を開催し26日に上海市で行われた開票イベントで、40人の中から次のシングル「UZA」を歌う選抜メンバー16人が決まった。

 16位までの獲得票数で実に13万4816票を集め、会場には超満員の3500人が詰め掛けた。

 海賊版が横行する中国CD市場で、正規版が5万枚以上売れ、関係者も「異例のこと」と驚く。残念ながら日本人兼任メンバーの宮澤佐江(23)、鈴木まりや(23)は圏外だったが、戦後最悪ともいわれる日中関係で、なぜAKB48の姉妹グループが受け入れられたのか?

 SNH48を取材する現地メディア関係者は「政治的な関係悪化は事実ですが、若者にとってはマンガやアニメ、アイドルなど日本のポップカルチャー人気は以前と変わらない。まだまだ人気の高まりを感じるほどで、専用劇場のファンは大きな声を出すなど日本人よりも熱狂的。SNH48メンバーはルックスも相当レベルが高いですから」と語る。

 さらに、“選挙”という形が熱狂させる要因にもなっているという。

「共産党一党支配の中国では、末端の村レベル以外は自由に直接投票できる環境にはない。中国の裕福な若者たちが抱く自由に決めたいという欲求に応えたのが総選挙だったのかも」(同)

 6月7日に開催された“本家”AKBの選抜総選挙について、中国紙・新京報(電子版)が1位となった渡辺麻友(20)が獲得した15万9854票のうち、3万5635票は中国票だと指摘し、2位の指原莉乃(21)にも約1万8000票が入ったと報じたことは記憶に新しい。

 前出のメディア関係者は「急速な経済発展で、裕福になった若者層は物欲が満たされ、自我を出す場を求めている。今後も中国票がAKB48の選挙結果を左右するかもしれない」と予測した。

最終更新:7月30日(水)11時20分

東スポWeb

 

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