ヤフーは本日、スマホ向けアプリ「Yahoo!カーナビ」の提供を開始します。
ヤフーカーナビはスマホ向けの無料カーナビアプリとしては国内で初めて、VICS(道路交通情報通信システムより配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報)に対応。リアルタイムの渋滞情報や交通規制情報をもとに、回避ルートを音声と地図で案内します。
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冒頭でシステム統括本部 マップイノベーションセンター長 石田 幸央氏より、ヤフーがなぜカーナビ事業に進出するのか背景が説明されました。
ヤフーの独自調査によると、平均的な日本人の移動時間のうち86%は車。東京23区こそ50%ですが、政令指定都市では78%、都市近郊市で90%、地方市郡町村は94%となっています。家の中でスマホやPCを操作するだけではなく、車空間にヤフーが進出するべきと考えたとのこと。
ヤフーカーナビの潜在市場規模を約1700万ユーザーと試算。この根拠は国内の車載カーナビ利用率を推定したもの。運転をするドライバーの課題解決をおこなっていくとその方向性を位置づけます。
本サービスのリリースにあたり、東芝、住友電工システムソリューション、e燃費、JAF、IMJグループ、24Times、三井のリパークなど多くの日本企業との協力体制を構築しました。
純国産のサービスを開発して海外製のカーナビに対抗。海外勢から国内シェアを奪還し、車空間でのスタンダードを目指します。
続いて、システム統括本部 サービスマネージャー 兵藤 安昭氏よりサービス概要の説明が行われました。
まず、ヤフーカーナビが目指すのは「安心、安全」なサービス。ヤフーと協力企業からなる正確な情報にもとづく安心、安全なルート案内を行い、高機能な総合ナビゲーションサービスを無料で提供します。
市販カーナビと同等の高品質なイラストナビゲーションを実現。道路のレーン情報や分岐イラストなどが立体表示され、的確でスムーズな運転を実現するとうたいます。
付帯する周辺施設検索機能も充実。約2万4000か所の時間貸し駐車場のリアルタイム満車・空車情報、ガソリン価格情報を反映したガソリンスタンド検索、約3万1000か所のJAF優待施設の検索などを搭載します。対応OSはiOS6.0、Android4.0以上のスマートフォンで、タブレット向けは現在検討中とのこと。アプリ月額利用料、ダウンロード無料。
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