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終活ブームに喝! 仏教学者が断言「葬式、墓、戒名は不要」

 では、埋葬しない遺骨はどうするか。

「散骨です。91年には、当時の厚生省と法務省が『葬送のための祭祀として節度をもって行われる限り(散骨は)遺骨遺棄罪に該当しない』と発表しました。『節度』とは、粉末状に砕いた遺骨を、周りの迷惑にならない場所にまくという配慮。それを守れば、遺族一人一人が、故人の骨を少しずつ分けて、思い思いの場所に散骨するのもいい。墓がなくても、遺族が故人を思い出したときに、その都度手を合わせればいいのです」

 葬儀の祭式をあれこれ指示するエンディングノートはエゴの塊で、死を受け入れたように見せかけながら、現世への執着心が垣間見える“執活”になっていることがほとんど。何も考えずに旅立つ方が気軽でいいのだ。

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