[PR]

 モハメド・ベジャウィ元裁判長の発言要旨は次の通り。

 1996年の勧告的意見第二項Eの投票では(14人の判事の賛否が真っ二つに割れたため)賛成の決定票を行使せざるをえなかった。悪夢の選択だった。私個人の核兵器使用や保有に反対という信条を貫くことができなかったからだ。

 草案の「一般的に」という言葉をめぐって、判事らの間で論争が繰り広げられた。将来の科学技術の進歩によって、戦闘員と民間人を区別できる「きれいな核兵器」を開発できる可能性もないわけではないため、「一般的に」という言葉が挿入された。