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 核兵器の合法性に初めて疑問を突きつけた1996年の国際司法裁判所(ICJ)の勧告的意見。それが誕生するまでには舞台裏の駆け引きがあった。取材に応じた当時の裁判長と判事の証言から探る。

■「一般的に違法」7対7に割れた賛否

 96年6月末の勧告的意見に関するICJ判事の投票日。裁判長を含め計14人が項目ごとに投票していく。