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円安期待はずれ 上半期の自動車輸出5.4%減7月31日 8時07分
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ことし6月までの上半期に主な自動車メーカー8社が日本から輸出した車の台数は、去年の同じ時期を5.4%下回り、円安によって見込まれた輸出の増加は期待どおりには進んでいない形になっています。
発表によりますと、ことし1月から先月までの半年間に国内の主な自動車メーカー8社が日本から海外に輸出した車の台数は200万2853台と、前の年の同じ時期を5.4%下回りました。
このうち、トヨタ自動車は、アメリカでの高級車の販売拡大に向けて九州で生産していた一部をアメリカとカナダの工場に移したことなどから11%減少しています。
また、日産自動車も、SUV=多目的スポーツ車の新型車の一部の生産を去年の秋以降、九州の工場からアメリカに移したことなどから5.4%減少しているほか、ホンダは、主力小型車の生産の一部をことし2月にメキシコに移したため、74.5%の大幅な減少になっています。
少子化などで日本市場の縮小が見込まれるなか、各社は、販売が好調なアメリカや新興国向けには、日本から輸出するよりも現地生産を増やすほうがコスト面などで依然として有利だとしていて、円安によって見込まれた輸出の増加は期待どおりには進んでいない形になっています。
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