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おちつく…
少し前にノマドワーカーという言葉が流行った。
カフェやコワーキングスペースなどで働くワーキングスタイルである。 たまにカフェで仕事するが、なんとなく長居するのがためらわれたり、トイレにいくときに果たしてパソコンを持っていくべきかどうか悩む。ノマドといっても気を使うことがあるのだ。 もっと自由で気持ちのいいところはないものだろうか。 (写真に全て日付が入っているのはそういう設定にしたままだったからです) > 個人サイト webやぎの目 Twitter(@yaginome) 家庭内ノマド=バルコニーきっかけは知人のfacebook であった。
暑いので屋上にデスクを持ちだして働いているという。なるほど探偵物語みたいでかっこいい。 探偵物語は屋上に事務所を構えている設定だった。今なら違法建築なので「CM上の演出です」と注意書きを出されてしまいそうだがハードボイルドである。 さっそくバルコニーに机とイスを出してみた。
かなり快適だ。僕の記事ではおかしなことをしているが話の流れ上、快適だと書くことがあるが、これは本気で快適だ。
机は去年ヒカリエにデイリーポータルZ編集部があったときに展示に使っていたもの、イスは6月に「パイプ椅子を持って旅に出よう」という記事で使ったものである。うちにあったじゃまなものですぐできた。 このオフィスの仲間を紹介します。コガネムシ。
そしてよくわからない、虫
数年前、バンコクに行ったときに、屋台で焼きそばみたいなのを食べながらパワーポイントの資料をがつがつ作っている男がいた。これぞ躍進するASEAN、という光景だったが、ちょっとうらやましかったのだ。
ああいうことがしてみたかった。 翌日、昼にバルコニーを掃除するぐらい本気
涼しくなったら夜はノマド。グレープフルーツサワーとともに
夜の風、蚊取り線香のにおい、自分好みの濃さのグレープフルーツサワー。ネットにもつながっていて、コンピュータは僕の好きな音楽しか鳴らさない(なぜならおれのライブラリだからだ)。
リア充 西東京大会があったらベスト16ぐらいまで行ける自信がある。 たとえグレープフルーサワーに小さい虫が落ちていたとしてもだ。 この快適さをもっと拡大したいノマドといいながらバルコニーから出ていない。これでは夫婦喧嘩で追い出された夫である(昭和のまんが的な演出)。
このオフィスを外に持ち出してみよう。持ち出しやすいようにタイヤをつけることにした。 ドリルで穴をあけて
自転車の補助輪をつけた
この角度ならたたんだときにタイヤが接地して運びやすくなる。
しかし、なんだかおばあちゃんが押している買い物カートっぽさが出たのは否めない。 テーブルの方はキャスター付きのすのこを利用
近所のホームセンターはなぜかこのキャスタ付きのすのこが一押しなのだ。複数のサイズ展開でいつも入り口近くのいい場所に並べてある。
裏返すとひっくり返した昆虫のよう
すのこは机にゴムで固定。
急にピントが甘くなったのは夜に撮影しているからである。ブレた。暑いので昼は家から出ない。このあたりも東南アジアスタイルである。
夜に完成。ノマドワーカーズデスク
なんだろう。リア充西東京大会ベスト16の面影はない。
こういうのは経験がある。途中まですごくうまくいってて、こうしたらもっとよくなるんじゃないかと思って工夫したら一気にだめになること。 経験があるぞというレベルではなく、いつもそうだ。常に蛇足を超えて蛇をムカデみたいにしている。
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