突風:三重いなべ、竜巻の可能性 津地方気象台

毎日新聞 2014年07月11日 19時45分

 三重県いなべ市で10日、住宅の屋根瓦が飛散する被害を出した突風について、津地方気象台は11日、竜巻の可能性が高いと発表した。突風の強さを表す藤田スケールは、6段階のうち最も弱い「F0」と推定した。

 職員4人が同日午前10時ごろから約6時間、現地調査した。被害は長さ約900メートル、幅約100メートルの帯状に発生。突風は極めて短時間で、「ゴー」という音の移動があったことなど、竜巻の特徴を示す証言が住民から得られたという。

 突風は10日午前9時ごろ発生。被害は当初、7棟とされたが、市の調査で11棟と分かった。けが人はなかった。【田中功一】

最新写真特集