平成26年7月10日に三重県いなべ市で発生した突風について
◆ 資料掲載日
平成26年7月14日
◆ 概要
◆ 本文
◆ 気象概況①突風をもたらした現象の種類
この突風をもたらした現象は竜巻の可能性が高いと判断した。
(根拠)
・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
・被害や痕跡は帯状に分布していた。
・突風はごく短い時間であったという証言が複数あった。
・「ゴー」という音の移動があったという証言が複数あった。
・被害地付近で飛散物を巻き上げながら移動する渦の目撃証言があった。
②強さ(藤田スケール)
この竜巻の強さは藤田スケールでF0と推定した。
(根拠)
・住家の屋根瓦のめくれや落下が複数あった。
③被害範囲
被害範囲の長さは約900m、幅は約100mであった。
7月10日の09時には、台風第8号は宮崎市付近を東へ進んでいた。
このため、三重県では、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていた。
これに伴い、いなべ市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。
◆ 問い合わせ先
津地方気象台 電話 059-228-6818
東京管区気象台 防災調査課 電話 03-3212-3853
◆ 資料全文
平成26年7月10日に三重県いなべ市で発生した突風について[PDF形式:935KB]
注)この資料は、速報として取り急ぎまとめたもので、後日内容の一部訂正や追加をすることがあります。