「地底の太陽」の復元イメージ図(大阪府提供)
大阪府は30日、1970年の大阪万博で展示された、故・岡本太郎さん作のオブジェ「地底の太陽」を復元することを決めた。2017年春、地下展示室に設置する。
太陽の塔は現在、頂部、正面、背面に三つの顔がある。万博当時は、目玉がくりぬかれた黄金の円形オブジェ(直径3メートル)が地下展示室にあり、第4の顔とされていた。
だが万博終了後、行方が分からなくなり、今も有力な手がかりはない。府は写真を基に当時の姿をよみがえらせ、塔内部の公開に合わせて展示、「大阪観光の目玉」にしたい考えだ。【熊谷豪】