ライフハッカー編集部 - 生産性向上,脳 08:00 AM
マルチタスクをやめてひとつの作業に集中するためのヒント3つ
マルチタスクは、マリファナを吸ったり夜の睡眠時間をあまり取らない以上にひどいIQの低下をまねくことがロンドン大学精神医学研究所の最近の研究で明らかになりました。
マルチタスクで脳に過重な負担をかけることをやめて(幸運にも、音楽は問題にはならないそうです)、ひとつのことだけに集中することに立ち戻る必要があります。『Make Your Brain Smarter: Increase Your Brain's Creativity, Energy and focus』(想像力や集中力を鍛えて賢くなる方法)の著者であるSandra Chapman氏は、ひとつの作業に集中するためのヒントとして以下の3点を挙げています。
1. 脳が休む時間を与えてあげること
1日の内に数回、3分から5分ほどで良いので精神的に大変な仕事から距離を置く時間を作るだけで、あなたはもっと生産的になれます。例えば、外の空気を吸いに行ったり、ただぼっーと窓の外を眺めるだけで良いのです。ちょっとした休みを取るだけで次の新しいアイデアが生まれやすくなります。なぜなら、考え続けることをやめると心のリズムがゆっくりになり、革新的なことを思いつく「あ、なるほど」という瞬間が生まれるからです。
2. 邪魔になるものを避け、深く集中すること電話が鳴らないようにして、メールも見ないようにして、一度にひとつの作業だけを行うようにしてみてください。他の作業をしないなんてことは無理だと思いますか? それならば15分毎に休憩を取ることから始めて、徐々に長い時間集中して作業するようにしてみてください。目前にある仕事に最大限の注意を払うことが、正確さや新しい発想、スピードの向上につながります。
3. ToDoリストを作ることToDoリストを作ったら、その日に優先してやるべきこと2つを見きわめて、その2つのことが何よりも先に達成されているかどうかを確認してください。最も重要な仕事にプライムタイム(脳の一番働きが良い時間)を充てることで、いつもより生産的な自分が発見できるでしょう。「象のハンティングをやっているときに、兎を追うのに気を取られるな」とBoone Pickens氏は言っています。
最良の成果物を作るには、この上ない集中力が必要です。それに、初めからマルチタスクを効率的にはこなせなる人はそうはいません。
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