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ビットコイン「消失」 システムの欠陥悪用7月31日 4時06分
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インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の取引仲介会社が管理していたビットコインが消失したとされる問題で、不正に引き出されたコインの一部は、取り引きが完了しているのに、失敗したように装うことで繰り返し引き出せるシステムの欠陥が悪用されていたことが、警視庁の調べで分かりました。
警視庁は海外の捜査機関とも協力して詳しい経緯を捜査する方針です。
この問題は、インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の取り引きを仲介する会社の「マウントゴックス」が、利用者から預かるなどしていた65万ビットコインが消失したとされるものです。
警視庁は、このうち、およそ2万7000ビットコイン、現在のレートでおよそ16億円分については不正に引き出されたことを確認し、電子計算機使用詐欺の疑いで捜査していますが、その一部は、ビットコインを取り引きするシステムの欠陥が悪用されていたことが分かりました。
警視庁によりますと、この欠陥は、取り引きが完了しているのに、失敗したように偽装することで繰り返しコインを引き出せるもので、数年前から指摘されていたものの改善されていなかったとみられるということです。
警視庁は、マウントゴックスから改めて関係資料の提出を受けるとともに、海外の捜査機関とも連携してコインが不正に引き出された詳しいいきさつを調べる方針です。
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