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2014-07-31

小田嶋隆氏の「昭和30年代礼賛論批判(=安倍晋三批判)」が、そのまま内田樹氏の江戸時代礼賛論への批判になっててワラタ&まとめた(笑)

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https://twitter.com/tako_ashi/

小田嶋隆 @tako_ashi 2014-07-23 15:41:40

安倍ちゃんは「三丁目の夕日」を古き良き日本の姿だと本気で思っている。だから、著書の中でも、わざわざ一章を割いて、「映画三丁目の夕日』が描いたもの」という、昭和家族人情と絆を称揚する文章を掲載している。汲み取り便所の本物の昭和隔離された除菌済みの温室で育ったんだろうね。

 

昭和三十年代の東京現実暮らしてきた人間の目から見たら「三丁目の夕日」の映像ディテールは、三太夫が「殿、チャンスですぞ」とか言ってる時代劇と同じぐらいウソだらけなんだけど。もっとハエがぶんぶん飛んでなきゃならないはずだし、ガキが青っぱな垂らしてないとダメだよ。

 

でもまあ、本物の東京昭和三十年代をモロに忠実に映像化したら、その一部は確実にグロ画像みたいなことになるし、映画としては当たらないだろうな。色気がなさすぎて。

 

オレの通ってた小学校は、三方を商店街と飲食街に囲まれた町中の学校だったから、夜になると酔っぱらいの立ち小便の標的になってた。登下校の時はうっかりゲロを踏まないように注意せねばならなかった。っていうか、それ以前に町中が犬のクソだらけだったぞ。なにがオールウェイズ三丁目の夕日だか。

 

ご近所が助け合ってた側面はたしかにあるけど、それもこれも要するに貧しかったからだぞ。

 

三丁目の夕日」の描写がリアルでないことを問題にしたのではありません。その「三丁目の夕日」に描かれた世界をあたかも「歴史的事実」であるかのように引用して、「日本を取り戻す」政策に利用している政治家の姿勢に疑義を呈しています。@white198305

(関連ツイートの全部ではなく抜粋です)

氏が想定しているであろう、本来の批判対象安倍ちゃん)というのは

美しい国へ (文春新書)

美しい国へ (文春新書)

冒頭にそういう話があったことを指しているのだろう。


内容は特に異論があるところもなく、また氏が何度か過去に語ったテーマだったので最初はふつに読んでいたが…どこかで『デジャブ』感を感じたのが俺の偉いところだよ。

「この批判は、これに寄せられた批判にそのまま通じる!!」とね

 ↓

内田樹 @levinassien 2014-06-23 22:13:05

『街場の共同体論』販促イベントat梅田だん。「江戸時代は偉かった」というトピックを先程思い付いて、その話をしました。今の日本が誇れる資源の殆どは江戸時代に蓄積されたものであるという仮説。


内田樹 @levinassien 2014-06-23 22:20:23

江戸時代は偉かった。森林を守ったこと、武器進化を止めたこと、自然の力を制御する媒体として機械ではなく身体を選んだこと、鎖国したこと、列島を300の藩に割ったこと。今の日本が世界に誇れる資源は江戸時代からの贈り物です。Back to Edo era!

てなことに気付いて、このまとめに「おまけ」として収録した。

http://togetter.com/li/684110?page=9

これが牽強付会だとか、「いや、テーマとしてはつながってない」という人はひとりもいまい。

自分はこうかきました。

小田嶋隆氏@tako_ashi の昭和30年代美化への批判論が、この前話題になった内田樹氏の「江戸時代は偉かった…Back to Edo era! 」 とつながることに気付き、http://togetter.com/li/684110 に追加収録してみた。うん、ほぼぴったりテーマが重なる。

繋げてみて、両テーマ共通性によく気付いた自分を自画自賛したい。内田樹氏への最も過激な批判者に期せずして小田嶋隆氏がなってるじゃありませんか。無論、両者が対談や責任編集の本への寄稿など関係が深いのは知ってるが「期せずして」です(笑)

「両者の関係がふかい」というのは

小田嶋隆のコラム道

小田嶋隆のコラム道

9条どうでしょう (ちくま文庫)

9条どうでしょう (ちくま文庫)

などの共著や対談収録などの話。

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