Updated: Tokyo  2014/07/31 06:01  |  New York  2014/07/30 17:01  |  London  2014/07/30 22:01
 

米国債:下落、FOMCが資産購入縮小-景気回復の加速指摘

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  7月30日(ブルームバーグ):30日の米国債は下落。朝方発表された第2四半期の実質国内総生産(GDP)が予想を上回る伸びを示した。さらに米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気回復の加速を指摘した上で、6会合連続となる資産購入額の引き下げを決定した。

10年債利回りは3月以来で最大の上昇となった。景気拡大に伴い、刺激策の終了や来年の利上げに向けて準備を始めることができるとの見方が広がった。FOMCは債券購入額を100億ドル減額し、月250億ドルにする方針を発表した。

ドイツ銀行プライベート・ウェルス・マネジメントの債券トレーディング責任者、ゲーリー・ポラック氏(ニューヨーク在勤)は、「経済成長と労働市場は継続して改善している。それが利回りの上昇圧力につながっている」と述べ、「年末にかけての利回りは漸進的に上昇するだろうが、それは痛々しいほど緩やかだろう。今は雇用統計に全注目が集まっている」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後2時40分現在、10年債利回り は前日比9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.55%。同年債(表面利率2.5%、2024年5月償還)価格は25/32下げて99 18/32。利回りは一時10bpと、3月19日以来の大幅な上げをつけた。

原題:Treasuries Fall as Fed Trims Bond-Buying on GDP GrowthRate(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Daniel Kruger dkruger1@bloomberg.net;ニューヨーク Cordell Eddings ceddings@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.netPaul Cox

更新日時: 2014/07/31 04:16 JST

 
 
 
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