トップページBusinessニュース日立 リトアニアの原発建設受注へ
ニュース詳細

日立 リトアニアの原発建設受注へ
7月30日 20時51分

日立製作所は、優先交渉権を獲得したものの、国民の反対によって凍結状態となっていたバルト3国の1つ、リトアニアでの原子力発電所の建設計画について、リトアニア政府との合意を得て、発電所の建設を受注することになりました。

リトアニアでは、政府が北部のビサギナスで原発を建設する計画を発表し、日立製作所が優先交渉権を獲得しましたが、おととし実施された国民投票で、反対が多数を占めたため、計画は凍結状態となっていました。
しかし、国民投票には拘束力がないことに加えて、ロシアにエネルギーのほとんどを依存している状況から脱却したいとして、ことし3月、リトアニア政府は、すべての政党が合意する形で計画を進める方針を決めました。
これを受けて、日立は30日、原発を建設するための事業会社を年内にも現地に設立することでリトアニア政府と合意しました。
事業会社にはバルト3国と日立が出資して、発電所の建設は日立が受注するということです。
発電能力は130万キロワット、建設費用は4000億円から5000億円程度で、2020年代前半の稼働を目指すということです。
日本のメーカーでは、東芝がブルガリアで原発1基を受注する見通しとなっていて、ロシアへのエネルギー依存を減らそうという各国の動きに合わせて、日本企業も受注活動を強化しています。

[関連ニュース]
k10013416941000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ