竹山栄太郎
2014年7月31日00時28分
スマートフォンの利用者のうち8割以上が、LINE(ライン)やSkype(スカイプ)などの音声通話アプリ(IP電話)を使う――。通信機器メーカーなどでつくる情報通信ネットワーク産業協会(東京)は30日、そんな調査結果を発表した。4人に1人だった昨年の調査と比べ、この1年間で急速に広まったことが明らかになった。
調査は今年4月、関東と関西の携帯電話利用者に質問票を郵送して回収する方式で行い、1400人から回答を得た。スマホ利用者の割合は全体の60%で、昨年から11ポイント増えた。このうちIP電話を利用する人は81%にのぼった。一昨年は13%、昨年は25%だった。割安なことが普及を後押ししている。
メールも、LINEなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のメール機能を使う人が昨年より22ポイント多い88%にのぼった。携帯会社が提供するメール機能を使う人は42ポイント減の31%で、SNSメールが逆転した。スマホの広がりで、アプリ提供会社の存在感が増し、携帯会社の影が薄くなりつつある。(竹山栄太郎)
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