「親ロ派、ウクライナ政府職員と共に遺体収容」
TBS系(JNN) 7月30日(水)12時18分配信
マレーシア機の墜落現場を調査したヨーロッパの視察団の職員の手記をJNNが入手しました。これは、JNNが入手したOSCE(欧州安全保障協力機構)の職員が墜落現場の調査について報告した手記です。
ウクライナ政府は、事故発生から2日目の19日、親ロシア派に対し、「遺体などを持ち出し、証拠隠滅を図った」と非難しました。しかし、現地調査をした職員によりますと、親ロシア派兵士はウクライナ政府の職員と一緒に遺体の収容作業にあたっており、19日の時点で遺体の8割を袋に詰め終えていたと証言しています。収容作業を行った親ロシア派の兵士とウクライナ政府の職員数は合わせておよそ50人で、親ロシア派の兵士は元エンジニアなど主に地元出身の若者たちだったということです。
また、親ロシア派の兵士が、国際的な組織の調査を待たずに遺体の収容を始めた理由について「炎天下で遺体が腐敗するほか、野犬が遺体に触れることを避けるため」と話していたとしています。(30日13:58)
最終更新:7月30日(水)19時40分