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バーグハンバーグバーグTV:第39回

「頭の中に面接官を住ませる」 バーグハンバーグバーグの”就活マニア”が教える、面接の極意

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「頭の中に面接官を住ませる」 バーグハンバーグバーグの”就活マニア”が教える、面接の極意
かつて面接の音声を波形分析するほど就職ノイローゼだったという、バーグハンバーグバーグ代表のシモダテツヤ氏。今や成長ベンチャー企業を率いる立場の同氏が、本気で就活の心得を語りました。(バーグハンバーグバーグTVより/この動画は2014年3月に公開されたものです)

【スピーカー】
  氏、

【動画もぜひご覧ください!】
[第039回]ベンチャー企業社長が語る!就職活動の心得 – バーグハンバーグバーグTV

バーグハンバーグバーグ社長が語る、就活対策

セブ山:こんにちは。今週も始まりましたバーグハンバーグバーグ。司会は私、セブ山です。よろしくお願いします。そしてお相手は社長のシモダさんです。よろしくお願いします。

シモダ:シモダです。よろしくお願いします。

セブ山:この番組はバーグハンバーグバーグの案件の裏側を根堀り葉堀り聞いていく番組なんですが、今回も特別編です。最近特別編が多くてね。

シモダ:何かが切れはじめてる。(ネタの)在庫不足な感じがすごいですけど。

セブ山:制作物の話をするって聞いてたんですけど、もう1ヶ月ぐらい、もしかしたら……。

シモダ:特別編だらけの……。

セブ山:まあまあ。でも、今回はいい回になると思います。今回お話を伺いたいテーマは就職活動です。

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(ナレーション)今回のバーグハンバーグバーグTVは特別編。就職氷河期といった昨今において企業の採用のありかたなどが議論されていますが、

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(ナレーション)今回はそんな就職活動についてバーグハンバーグバーグ社長のシモダにお話を伺います。

セブ山:はい。そんなわけで今回は就職活動がデーマなんですけど、バーグハンバーグバーグという会社の代表であるシモダさんに、昨今の就職活動事情なんかをインタビューしていきたい。

シモダ:なるほど。ちょっといつもとテーマを変えることによって、新しい視聴者を取り入れようという魂胆が丸見え。

セブ山:出てましたか?

シモダ:プンプン出てましたが、まあ、いいでしょう。みんな通る場所ですからね。

異常すぎるシモダ氏の就活ノイローゼ

セブ山:シモダさんって、ご自身がかなり就職マニアだったって聞きました。

シモダ:僕はだいぶハマったクチですね。親からは「あんたはノイローゼやった」って言われました。

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セブ山:(笑)。就職活動に「ハマる」っていう表現がよくわかんないんですけど。

シモダ:僕、かなり正直なボジティブな受け方をしてたんですよ、就活。参加するのが楽しかったりしてて、就職決まった後も趣味でやってたくらいなんです。ハマりすぎててその時やってたことは、胸ポケにボイス録音機? 名前なにあれ?

セブ山:ボイスレコーダー。

シモダ:ボイスレコーダーを仕込んで面接に行くんですよ。

セブ山:それは練習じゃなくて、本番で仕込んでいく?

シモダ:本番で仕込んで、録るんですよ。それを家に帰ってから、パソコンにぶっこんで波形で出すんです。

セブ山:音の?

シモダ:波形で出しながら、こうやって(ヘッドホンで)聞きながら

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シモダ:ここもうちょっと高い声でとか、

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シモダ:低い声のほうが説得力あるとか、

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シモダ:もっとここ短くやろうとか、

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シモダ:言葉詰めようとかってのバーっと作ってって、空で言えるような状態にする。整えるんですよ。頭の中に面接官を住ますんです。

セブ山:(笑)。

シモダ:目を瞑るんですよ。頭の中の面接官が「本日はお越しいただいてありがとうございます」と。「まずは、あなたの自己PRをお願いします」とか「あなたの短所を教えて下さい」とか脳内で聞いた時に、俺は声を出す。「はい、わたくしは……」みたいな感じで

セブ山:はい。

シモダ:ペラペラペラペラしゃべって、向こうがいきなりびっくりするような質問とかもやってくるから、(ちょ、ちょっとどうしよう)と思いながらも、でも「いや、そこは私は」って、短所とか聞かれても短所を言う風にしながら、長所も結果言っているような形で返さな、こう……。

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セブ山:大丈夫です! もう大丈夫です!! さっきおっしゃられたみたいに「親にはあんたはノイローゼやったって言われた」って意味がわかりました。

シモダ:それも録っとくんです。ここにレコーダー置いてね。

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シモダ:脳内にいる面接官は声帯を持ってないから……。

セブ山:もうわかりました。見てる人たちが、あんなになるんやったら就職活動やらんとこって……。

シモダ:大事なことなんよ。

セブ山:もっとリラックスしてやるべきです。

ベンチャーで幅広く学ぶのも大アリ

セブ山:その末にシモダさんはpaperboy&co.(現:GMOペパボ)という素晴らしい会社に出会われたわけなんですが、最近の就活生はそもそも自分の入りたい会社、やりたい仕事が見つからない時点で悩まれてるそうなんです。

シモダ:学生時代からやりたいことを見つけてる人のほうが少ない。僕もなんとなくITに行きたいなと思ってましたけども、就活中IT以外もいっぱい受けてましたし、チョコレート会社とか。

セブ山:へえ~シモダさん、チョコレート会社受けてたんですか?

シモダ:バレンタインのチョコレートの箱やリボンを考える会社とか受けてたりとか。説明会を聞いて回るのも面白かったんです。こんな業界あるんやとか。そこから企業研究でようやく興味を持つんで、まずは最初の取っ掛かりでなんでも話を聞きに行かないと、何にも見えてこないんじゃないでしょうか!

セブ山:なるほど。いいですね。これで1個悩み解決した。もう1個、就活生で議論されてるのがあって、大手とベンチャー新卒が入るならどっち? 

シモダ:敢えてベンチャーかな。大手過ぎると分業制になっていくわけじゃないですか。ベンチャーはまだ小さいし、成長過程にあるので、一人あたりの担当する仕事に幅がある。そっちのほうが経験としては多いんで。大手の方向に入ると部署の専門性のある仕事にはなるんですけど、結果的にそれ以外食う種がない人になっちゃう。

セブ山:はあ~。

シモダ:それなら、いろいろ手を付けて、いろんなことやるみたいな仕事に触れれたほうが、絶対いいんではないでしょうか!

奇をてらうのはリスキー

セブ山:質問変えていいですか? この人いいなぁと思うのはどういうとこ見て思うのか? 逆に、こういうとこ見てこいつダメだと思うポイントは?

シモダ:奇をてらって来る人はあんまり好きじゃないですね。かなりリスキーなものだと思う、奇をてらうって。「どうですかぁ~」みたいな感じで来られたら、しんどいな。そこは安全牌を選んでほしいですね。

セブ山:なるほど。

シモダ:やる気とかはいいですよ。とてもいいんですけど、こっちがそういうテンションではない時もありますから。

セブ山:なるほど、そうですよね。奇をてらうのも、基本がしっかりした上で、常識がわかっていてのこと。

シモダ:そうですね。味わい深いというか、その都度その都度の時に、ちゃんと返した後にポッと乗っけるボケとかやったら好印象。

セブ山:パセリのような、添えるボケ。

シモダ:そうそう。ああ、なんかわかってるぞって。ただで返すと面白くないところを、ボケをのせることによって、急にウィットにとんだ感じになるな、と。ああいうところにセンスを感じたりします。

新卒受験料を逆手にとって

セブ山:就職活動で言うと最近のインターネット周り。代表的なところでいうと株式会社ドワンゴさん。入社試験に受験料をとるってあれ、どう思われてます?

シモダ:最高ですよ。もう、大好き。ああいうの。

セブ山:おお~。今ってとりあえずいっぱいエントリーを出して、どこでも入れたらいいやってなってるけどそうじゃない。うちはもう本気の人しかいらない、ってやられてましたもんね。

シモダ:いろんな就活サイトがありますけど、一括エントリーボタンがあるじゃないですか?

セブ山:ありますね。

シモダ:興味あろうがなかろうが、一気にエントリー出せる。

セブ山:自分も就活の時、それやってました。

シモダ:そこに愛情なんか全くない。企業研究をしようという意志もないし、面接官や人事部のほうが大変じゃないですか。時間もコストも無駄なんで、それをちゃんと絞ってやる気のある人の中から選ぶ。こんだけ理にかなったロジカルなやり方ないじゃないですか? ところが、厚生労働省……。

セブ山:そうなんですよね。企業が就活生から報酬を受け取るのはどうなんだと、労働省から指摘が入りまして。ただ、ドワンゴでは報酬ではなくて、寄付に回しているので、(営利目的)そういうんじゃないよと。来年どうしようって検討するところで終わってるんですけれども。

まあ、苦学生が本気でドワンゴを受けたいのに2525円もないという子がいてたら、職業選択の幅を狭めてしまってかわいそうという言い分もわかるかな。

シモダ:じゃあ、メールしたらいいやん。そんだけ入りたかったら。もっと言ったら2000いくらか、友達に借りればええやん。「俺、どうしてもこの会社行きたいねん。人生変わるかもしれんから、貸してくれ! 1000円ずつでいいから」って。1000円も貸してくれない友達がいないなら、そいつは元々落ちるんです。

セブ山:ごもっともです。

シモダ:お金無かったら行動力でカバーしたらいい。むしろ、そこの思考を考えるほうがクリエイティブ。選ばれる可能性に入るかもしれないのに。逆境を「職業選択の~」なんて言ってられるかと。脳が思考停止してるのにもう。

セブ山:でも就活生は今回の回、かなり為にはなったんじゃないですかね。

シモダ:なったっすかね。

セブ山:なったと思います。

シモダ:『面接の達人』という本が1番オススメです。ホンマにええ本なんですよ。

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シモダ:ほんまにこの本は僕のバイブルでもあるんで。

セブ山:本当にそうなんですね。

シモダ:今読んでも面白かったり、考え直したりするような。

セブ山:いいですね。ありがとうございます。今回そういう感じでいろいろ聞いてきましたけど、今後就活でね。いろいろ大変だと思いますけど、バーグハンバーグバーグTVでもこういうのたまにはやっていきたいと思いますんで。

シモダ:そうですね。

セブ山:ぜひチャンネル登録を。この辺に入れておきますんで。

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シモダ:ここかな? よろしくお願いしますよ。

セブ山:ありがとうございます。というわけで今回、シモダさんに就職活動についてお話を聞いてまいりました。

シモダ:皆さんがんばってください。

セブ山:ありがとうございました。

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