先日、私の病気について記事にしました。
心身症の為、心療内科に通院しています - 暇なアラサー主婦のひまな話
ー注意ー
この記事では、私がうけた体験を元に勉強した事を書いております。もし、今スゴく辛くて、こんな体験記、説明なんて読めない!という方は読まない事をお勧めします。
それと、私は精神病患者じゃないから!と、言いたい訳じゃないのです。実際、精神疾患があるので、精神病と言われてもいいのですが、心身症と、精神病が混同されやすいので、違いを説明しようと思ったまでです。いろいろと誤解させてしまってはいけないと思い、最初にお話しておきます。
ーーーーー
上の記事では、症状等についてもお話しましたが、コメントで、精神病に甘んじてる、同じ症状が多いな・・、うつ病だけど、似た症状だ〜。
というお話を頂きました。
yahoo検索ワードでも心療内科で検索して入ってくる人もいました。
ネットでは結構この二つをごっちゃにしている方も多く、
今回、心療内科と精神科の違い、心身症と、精神病の違いを説明しようと思いました。
そして、この記事も、あくまでも私が経験した事、医師、主治医、から話を聞いて、勉強した事ですので、鵜呑みにせずきちんとした病院へ行って説明を受けて下さい。
心身症と精神病の違い
前回の記事でも書きましたが、心療内科と精神科は全く別の科です。
心身医学・心身症とは? - 近畿大学医学部 心療内科のページへようこそ!
引用
心身症の定義とは?
「身体疾患のなかで、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症やうつ病など、他の精神疾患に伴う身体症状は除外する」(日本心身医学会より)
ちょっと難しいですが、噛み砕いて言うと、ストレスにより、身体の症状が悪くなり慢性化している状態の事。ですね。
そして、注目したいのは、神経症や、うつ病等の精神疾患に伴う症状は除外と書いてあります。
もっとわかりやすく言うと、
ストレスにより身体の症状が強く出てる=心身症
ストレスにより精神的な症状が強く出てる=精神病
ということでしょうか。
私の場合は、病気だと気づく数年前からよく胃痛がしていて、月に一度は内科にかかっていました。下痢や、便秘も繰り返し、酷いときは夜中じゅうトイレにこもりきり等ということもありました。でも、胃の検査や、腸の検査をしても悪い所はないので、その都度胃薬などで、なんとかやっていました。
こちらのサイトでも身体の症状を並べています。
心療内科でよく見る心身症 - 近畿大学医学部 心療内科のページへようこそ!
私の場合ですが、その身体の症状が慢性化して不眠になったり、食いしばりが激しくなり、歯が痛くなり、歯茎も腫れ、歯医者での治療(ドクターショッピングを繰り返す)がストレスとなりました。ちょうど仕事でもストレスが重なり、旦那からのモラハラ、母親からの依存・・・等色々な要因が加わり慢性疼痛と、身体の痛みによるストレス、ストレスによるうつ状態のまま1年ぐらい放ってしまっていたけど、仕事を辞めた事をきっかけに、やっと心療内科・精神科という標識のある病院へ行く事となりました。
しかし、前の記事にも書きましたが、最初は不眠が酷くて病院へ行きましたが、私の主訴は身体の症状です。その身体の症状が辛くて、うつ状態や、精神疾患も併発しました。
精神疾患は、主に、身体の症状が強くなったら、どうしよう。とか、このまま身体が動かなくなったら等身体に対しての不安が多いです。
他の事(人付き合い、旦那との意見の食い違い等)で、考え込んでしまったり、気にしすぎたりする事もあります。そこが、最初からのうつ病等の精神病とは違う部分ですが、心身症により、うつ病を併発する事もあるそうです。私の場合も心身症からうつ状態に当てはまったのだと思います。でも、もしかしたら、過度のストレスにより、最初はうつ状態から入っていった可能性もあります。
なので、心身症、精神病を一般の人が見分ける事はかなり難しいと思います。自分でネットで調べて、当てはまってるから、うつ病、心身症、という個人の解釈はさけた方が良いかと思われます。
結構、医師も普通の人もネットでも混同してる人が多いと見受けられますので、心身症と、精神病の違いを私なりに説明致しました。
私の勉強した事も間違っているという可能性もありますので、ネットの言葉を鵜呑みにせず、きちんとした病院で、信頼出来る医師を探した方がいいです。
私もかなり、ネットで情報を探した時にこの辺は混同してしまいました。
心療内科と精神科の違い
ちゃんとした、医師会のサイトではないのですが、説明がよくできてるので紹介します。
引用
よく町の開業医(クリニック)で、「心療内科」という標榜がなされていても、実際は精神科である、ということがあります。なぜそうなるのかというと、「精神科」とすると敷居が高く、患者さんが来にくいからということのようです。
私も、これは経験済みなのでスゴく納得しました。
最初は心療内科というところは、重症ではない人だと思っていたのです。でも、どこに行っても結局は、不眠症の一言、診断シートだけでうつ病と言い薬を処方したりという所が多かったです。
心身症学会、慢性疼痛学会の教授も同じような事が書かれています。
http://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/itabashi/topix_interview/dr_murakami/
コチラから引用
心療内科について「精神科まではいかないけれど,その手前を診てくれるところ」そんなイメージをもっている方もいるかもしれません。そうではなく,心療内科とは,文字通り内科です。内科全般と内科系専門分野でトレーニングを積んだ医師が,身体面の医学を基礎として診療を行なっています。内科には循環器科内科,消化器内科,呼吸器内科などの専門科がありますが,心療内科もそのひとつ。人間の健康や病気を,心と体の両面から取り組んでいくのが心療内科なのです。
結構ネットで調べていると、心療内科・精神科と標識している病院は精神科分野が強いと思いました。なので、人々も心療内科と精神科を間違った認識をしているのではないかなと思います。
マンガで分かる心療内科・精神科/ゆうメンタルクリニック上野・池袋・新宿・渋谷 カウンセリング | ゆうメンタルクリニック上野駅0分・心療内科 池袋院/新宿院/渋谷院/秋葉原院 東京・精神科
こちらの病院。『マンガでわかる心療内科』という本が出ていて、読んだこともありますが、大体が、精神科領域の話が多いです。
サイトの中でも
大学の精神医学の教科書として、正式採用されました。
とされているので、精神医学について学べるものだと思います。
私はこちらにかかった事がないので、本来の心療内科も見てもらえるかもしれませんので、批判しているつもりはありません。しかし、一般の人への心療内科と、精神科の混同をしやすくはなっているかな・・と個人的に思うだけです。今までは精神科領域の話でしたがこれから、心療内科領域の話も出てくるといいかな。と思いました。(1話だけ、過敏性腸症候群についての話はありました。)
主治医に聞いた話。
内科でも、精神科でも、医師によって得意分野があるので、内科でも心身症、精神疾患を見てもらえたり、精神科でも内科を見てもらえる医師も多いのだそうです。
まとめ
さて、長々と説明していきましたが、
という感じでしょうか。
私は、通院するようになって3年で、こうしてブログを書けるようになりましたし、たまに遊びに行く事も、たまに飲みにいく事も出来るようになりました。今は気分が落ちているのであまり動かないようにはしていますが。
こうした、体験談を聞きたくない!私はもっと辛いのに!という方もいらっしゃるかもしれませんが、(以前の記事でそのようなコメント頂いたので)私がこれからブログを書くにあたり、病気の話もしていくと思いますので、心身症と精神病は違うものと、説明させてもらいました。
以上です。
以下、心療内科学会のサイトです。お悩みの方はご参考にして下さい。
さまざまな領域で心身医療を実践している学会の医師
登録医制度 : 登録医一覧 | 会員の皆さまへ | 日本心療内科学会
内科領域で心身医療を実践、指導している心療内科の専門医
登録医・専門医一覧 | 一般の皆さまへ | 日本心療内科学会
専門医に登録されている医師の本です。