中央日報によると、2人の娘サランちゃんのCM1本当たりの年間出演料は約2千万円に達する超人気者になっている。SHIHOさんはソウルで開かれたイベントで本格的な韓国活動の第一歩を踏み出した。すでに人気が沸騰しているという。
韓国の朴槿恵大統領と日本の安倍晋三首相は口も聞かない仲なのに、韓国では日本女子が憧れの的になっている。いったい、どうしてなのだ。
日本では、韓国嫌いをあおるようなネット上の書き込みやいわゆる「嫌韓本」が氾濫。一方、韓国でもメディアを中心に反日ナショナリズムが吹き荒れる。
筆者が暮らすロンドンではシンクタンク、英王立国際問題研究所(チャタムハウス)が仲介の労を取って、日中韓3カ国のメディア討論会が開かれている。朴大統領の頑なな姿勢は「行き過ぎだ」と思っていても、デスクの要望に応じて条件反射的にステレオタイプな日本批判報道を繰り返す韓国メディア。
なんだか日中韓3カ国のメディアが金魚鉢の中に放り込まれて、西洋人に高みの見物をされているような、とっても恥ずかしい気持ちになる。
マスメディアを卒業してオンラインを中心に情報発信するようになった筆者の目には、共産党独裁の中国を除いて日韓メディアは「わかっちゃあいるけどやめられない」のスーダラ節状態に陥っているように見える。
1990年代の従軍慰安婦問題以降、日本の保守メディアも歴史問題を自ら好んで蒸し返すようになってきた。「売り言葉に買い言葉」の日韓関係の主犯は政治と主要メディアである。
100年以上も前の「日韓併合」を持ちだして、歴史責任を追及されても日本の若者世代にはピンと来ない。それは歴史教科書の中での出来事なのだ。
しかし、どんどん悪くなる日韓関係を政治やメディア、オヤジ世代に任せておいてはどこまで悪くなるかわからない。そんな危機感が日本の若者に芽吹き始めている。
筆者が主宰するつぶやいたろうジャーナリズム塾4期生で韓国留学中の笹山大志くんがソウルからレポートを送ってきてくれた。20代の若者が見た等身大の日韓関係とは。そして日本女子人気の秘密とは。主要メディアではとても読めない日韓関係の本音が読み取れる。
【ソウル=笹山大志】「オディエソ ワッソヨ?(どこから来たの?)」「カトID(LINEの韓国版)を教えてよ」
ネオンがきらめく薄暗い空間で、数人の韓国男子が日本女子を囲み、しきりに声を掛ける。かぐや姫の絵本で見たような光景。「この獲物は俺のモノ」と言わんばかりに、熾烈な日本女子争奪戦が繰り広げられる。
日韓交流会
ソウルの至る所で、日韓交流会が開催されている。交流会と言っても、大きく2つに分けられる。1つは、文化や言語の交流が目的の会。もう1つは男女の出会いが目的の交流会。
今回取り上げるのは男女の出会い交流会だが、留学当初、私も5回ほど参加した。慎ましく、礼儀正しく、オトコを立てるのが上手い日本女子は韓国でも圧倒的な人気を誇る。
日本では男性経験が少なそうな女性たちも、韓国では一変。交流会や飲み会、クラブでは瞬く間に韓国男子に囲まれ、熱烈なアプローチを受ける。問題はかぐや姫化した日本女子と韓国男子の間に奇妙な従属関係が成立していることだ。
ソウルで繰り広げられる夜の交流会(笹山大志撮影)
男女の出会いを目的とした交流会に参加する平均的な日本女子は、甘いフェイスで長身、そして紳士的なコリアン男子を目当てにやってくる。ただ、絵に描いたような理想の男にそう簡単には出会えない。
ここで、問題になってくるのが「妥協の産物」としてお相手に選ばれた韓国男子に対する日本女子たちのお姫様な態度なのだ。それは「かぐや姫」を連想させる。
例えば、食事に行った際、イスを引いたり、おかずをお皿にとったりするのを怠れば、日本のかぐや姫は「貴方の代わりはいくらでもいるのよ」と言わんばかりに機嫌が悪くなり、高飛車な態度をみせる。
すべてのデート代は当然のように韓国男子持ち。韓国男子がプレゼントを用意するのは絶対条件だ。
日本女子と食事に行った知人の韓国男子は「思いのほか、イルボンヨジャ(日本の女性)が生意気なのでガッカリした。韓国男子は無条件に女性に尽くすと勘違いしている」と愚痴をこぼす。
私も交流会後、男女数人で2次会に行くことがあるが、日本では決して見せることがないお姫様気取りの日本女子の態度に首を傾げることがしばしばある。
「私は日本のオンナよ」という自惚れナショナリズムが原因だ。
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