2014-07-29

妥協をしないと結婚は出来ないと思う

と僕は妻に言った。


妻はショックを受けた顔で、「あなたがそんなことを思っているなんて。私に対しても、子供に対してもそう思っていたの?」と聞いた。

僕はもう一度「でも、妥協しないと結婚できないよね」と言ったら、妻は「まあそうね。常に更なる高みを目指すのならば結婚なんてしないもんね。」と言った。

僕と妻はそういう話をする間柄だ。


僕は妻を愛している。と文章にしたら恥ずかしいんだけれども、多分、愛していると人に言いきれるぐらいには愛している。

同じぐらい、子供を愛している。こっちは恥ずかしくはないけれども、多分子供を愛しているのは当然と言う世間の目があるから、すんなり書けるんだと思う。


妻とは大学サークル時代からの付き合いで、僕は何年もかけてアプローチをかけて、大学卒業修士社会人となってすぐに結婚した。

今では10年を超える付き合いだ。

僕にとって彼女との結婚は当然のことと思えるぐらい、彼女以外いないと思っていたし、今もいないと思っている。


でも、結婚して子供が出来てからのある日、妻が「恋がしてみたい」と言って僕に言ってきてショックを受けた。

「僕はなんなの?」と聞いたら「友達?」と返された。

友達子供まで作るなよ。」とか言ったけれども、多分、そういうことが言える関係だったか結婚できたんだと思う。

本当に恋をした相手とだったら、きっと結婚をする前に潰れると思う。


ある日、妻に「私が子供をほっぽり出してほかの男と付き合ったらどうする?」と聞かれたので「絶対に許さないし、何としてでも不幸にしてやると呪うと思う」と言った。

でも、その時「でも、そういう俺の気持ちが関係なくなるぐらいの気持ちになるのが恋に落ちるってことなのかもね」と言ったら、「そうかもね」と頷いていた。


多分、もしもそうなったら僕は彼女を許さないし不幸にしてやると呪うけれども、仕方がないやって思うんだと思う。

もしそうなったら僕はきっとこう思う。


あぁ、彼女は恋に落ちてしまったんだ。

それから彼女が、不幸になるかどうかはもうわからないけれども、恋に落ちたのだからもう盲目なんだ。

こりゃ別れるしかないし、どうしようもないんだ。


と言うように考えて割り切って、自分の目の前の現実に向き合うことになるんだと思う。


結婚して子供が出来て、子育てをすると、妻と話す時間必然的に削られる。

僕も家族を養うという必要があるから、働かないといけない。

子供だって幼稚園なり小学校なりやがては中学高校大学と行って家庭を持ち僕らから離れていく。

どこかの富豪や大昔ならばいざ知らず、現在日本中流階級人間にとって、家族がいつも一緒でいられるわけなんてなくて、そんな家庭は少なくとも僕が想像できるものじゃない。


結婚して、家庭を持つということは、その後のたくさんの現実を処理する作業であり、旦那旦那、妻は妻、でそれぞれ何をするべきか考えて、話し合って、それで自分たち子供たちの生活を維持するための戦略を立てていくことになるんだと思う。

僕は、事情があって妻には、軽い内職を残すとほとんど専業主婦になってもらっている。

でも世の中は、女性も働けとか言う世の中になってきているのだから戦略の立て方はきっと昔より難しいのだと思う。

きっと僕がクビになっても世間は妻が働けばいいとか言い出しかねないのじゃないかと思っている。

妻が恋をしようが、僕が事故になって死のうが、現実明日もやってくる。

その現実をどうしようか。

それを一緒になって、考えて、処理しなくちゃいけない。


最初の話に戻るけれども、僕は明日もたぶん生きるっていう現実があると、取りあえず目の前にある道具で何とかするしかない。

より自分を鍛え上げる。

お金をいっぱい溜め込む。

そりゃ、数えられないぐらい準備はできる。

より良いパートナーを探すっていうのもその準備だろう。


でも、準備をしているだけじゃ現実は片が付かない。

目の前にあるもの自分が手の届くもの、どこかで妥協がないと現実に向かうことは出来ない。

それが、どんな理由であれ、手にしたものが信じられるのならば、手にしたものと一緒に戦うしかないんだと思う。


から妥協がないと結婚は出来ないんだと思う。


という話を飲みの席で後輩の女の子に言おうとして、「結婚って妥協産物だよね」と言ったら、「ひどい!」と言われました。。。

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