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 東京都三鷹市で昨年10月、高校3年の女子生徒(当時18)が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた池永チャールストーマス被告(22)の裁判員裁判の公判が29日、東京地裁立川支部であった。検察側は論告で「事件は卑劣で身勝手極まりない。遺族の処罰感情も強い」と述べ、無期懲役を求刑した。

 検察側は論告で、池永被告が女子生徒の家に侵入して待ち伏せし、持参したナイフで首や腹部などを多数回刺したと指摘。「執拗(しつよう)で残忍。強固な殺意があり、周到な準備をしたうえでの計画的な犯行だ」と主張した。また、池永被告が女子生徒の画像をインターネット上で公開したことにも触れ、「被害者は死後も名誉を傷つけられ、侮辱され続けている」と厳しく指弾した。

 一方、弁護側は「計画性は強固ではなく、更生可能性がある」として懲役15年が相当だと主張。「被告は今は遺族に謝罪する気持ちがないが、今後は謝罪していく意思はある」とも訴えた。