2011.10
【著者:村松 行人】
レンタル市場のサバイバル
(6)コミック・レンタルとの相乗効果(3/4)
コミック・レンタル その業態規模、売上規模は?
今回のアンケートの回答者は蔦屋、ゲオ以外の全て独立系チェーンあるいは単独店の経営者です。
回答店の殆どが2万冊前後の在庫を持ち、さらに4~5万冊の在庫を持つ店も少数ながら存在します。但し在庫冊数と売上高とは必ずしも連動しておらず同じ2万冊の在庫でも売上が50万円前後しかない店と150万円以上の店があります。
売上高の相異の原因は品揃えや売場作りの巧拙だけでなく商圏人口の密集度の違いもあると思います。
全体では月商100万円に達していない店が多く、売上100万円の壁があるように見えました。最低の店の月商は50万円前後ですが反対に少数ですが150万円以上の店もあります。映像レンタルに比べイニシャル・コストが低く、粗利率が高い、というメリットがあるからでしょうか売上が少ない店でもあまり自店の業績に問題意識を持っていない所が気になります。
その売上高仕入比率は20%前後と映像レンタルの約半以下。月商150万円を超える店では仕入比率が売上高の15%まで落ちている例もあり、月商が100万円を切る店では20%前後、月商50万円前後の店では25%程度の仕入比率となっています。
コミック売場は殆どの店が30坪前後のスペースで展開しています、40~50坪の売場を持っている店はごく少数でした。
しかし2万冊の在庫を収容するスペースとして30坪の売場面積はかなり無理があり段数の多い高い棚の使用、狭い通路幅という難しい売場作りを強いられているのが独立系店舗におけるコミック・レンタルに共通した現状のようです。
料金は1冊40~50円が相場の低料金商圏と70~80円の通常料金相場の商圏があり、夫々の店が自店の商圏の料金相場に合わせている感じで、通常料金店対低料金店の比率は50:50、ここにも低料金戦争の波が押し寄せている感じでした。