(cache) 台北のB級グルメパラダイス南機場夜市！地元で人気の４店！ | 台湾

記事作成日：2014/07/25 14:57:50 │ 最終更新日：2014/07/29 16:15:26

近所の人たちがサンダル履いてぶらりとやってくる下町情緒たっぷりのグルメ夜市。規模はさほど大きくないものの、地元っ子が並んででも食べたい屋台が目白押しで、どれを食べたらいいか迷うほど。屋台や店が並ぶ通りが広いため、ゆっくり夜市を楽しめるのも魅力の一つ。
最寄りのMRT龍山寺駅から徒歩15分強とかなり歩きますが、行って損なし、食べて得ありの必見夜市をお楽しみあれ！

いつでも人だらけ！「来来水餃館」

写真：浮き草ゆきんこ

南機場夜市には、水餃子ストリートとフレッシュジュースストリートがあり、それぞれ、同じようなメニューのお店がひしめきあっています。
メインストリートの入り口にある南機場夜市の門をくぐり、１本目の通りを右にみると水餃子ストリート。水餃子のお店がずらりと並ぶ中、常に人であふれているお店が「来来水餃館」です。人であふれてはいますが、行列はありません！なんと、このお店は自分で空きそうな席に狙いを定め、空いたらすぐに席を確保する座席争奪サバイバル店なんです。
観光客には敷居が高そう？いえいえ、さすが親日家のお国台湾。どうしようとウロウロしているとお店の人が気付いて、「ここに座りなさい」と言ってくれます。筆者の場合は、たまたま立っていたテーブルの席の人たちが食べ終わる間際、「ここよ」と座らせてくれたため、難なく席ゲット！
水餃子にありつく前の難関、うま～く席を見つけてくださいね。

メニューは、水餃子と酸辣湯のみ！

写真：浮き草ゆきんこ

席に座ると、お店の人が１つ？２つ？と聞いてきます。メニューが水餃子10個50元と酸辣湯しかなく、観光客はほとんど水餃子のみ注文するため、日本語が通じなくても人差し指で注文ができてしまいます。
人が絶えない人気店のため、水餃子といえどもすぐには出てきません。大体15分から20分待つことになります。その間は、５人の水餃子職人の熟練の技をみて時間をつぶしましょう！皮を練る人、伸ばす人、餡を包む人、水餃子をゆでる人、体を揺らしながらリズミカルに水餃子がどんどん作られ、そのそばから、ゆであがっていく様は圧巻！
人間ウォッチングしている間に、水餃子がいよいよ登場！ゆでたてほやほやの水餃子はつやっつや。まずは、タレをつけずに素材の味を楽しんでみてください。モッチモッチの皮の中にはスパイスがきいた肉餡とニラがごっそり。一口でつるっと食べられてしまいます。お次は酢醤油に少し辛味タレを加えたタレで。味に深みがまし、ますます食がすすむ！女子でも一皿10個はすぐになくなってしまいますよ！

大阪のおばちゃんがいる？！南機場現搾果汁

写真：浮き草ゆきんこ

南機場夜市のもう一つの名物、フレッシュジュースストリート。南機場夜市の門をくぐって左側には、色とりどりのフルーツを取り揃えたフルーツ屋さんやフレッシュジューススタンドが目白押し！どこのお店もクオリティーが高く、ジュースの味はピカイチ。この数あるジューススタンドの中で唯一行列をなしている店が「南機場現搾果汁」です。
人混みをかきわけて店先に行くと、現れたのは3人の大阪のおばちゃん？！いえ、このお店の看板娘と言い張っている3姉妹のおばちゃんが出迎えてくれます。地元のメディアでもたびたび取材される名物3姉妹が作るジュースは派手なおばちゃんの見た目と違い、素材の味を活かしたシンプルなフレッシュジュース。台湾名物、木瓜牛奶（パパイヤミルク）もおいしいですが、一押しは、西瓜汁（スイカジュース）30元。スイカのみで作られた100％スイカジュースはもちろんスイカそのもの。一口飲むと甘さが口いっぱいに広がり、飲むほどにさっぱりする飲み飽きないジュース！
看板おばちゃんたちは、派手だけどいい仕事してます（笑）。

台北一と絶賛されるフライドチキン「好吃炸鶏」

写真：浮き草ゆきんこ

店先にずらりと並んだ揚げ物専門店「好吃炸鶏」。揚げ物のいい香りが充満し、ついつい立ち寄りたくなるお店です。地元で大人気の揚げ物屋で、人だかりが途切れることはまずありません。台湾名物、大雞排（大きいフライドチキン）（45元）は、名前のとおりすこぶるでかい！人の顔くらいの大きさはあるかというフライドチキンは、台北一といわれるだけあり、ジューシーな鶏肉にお店独自のスパイスがほどよくかけられ、食べれば食べるほど味わい深い。
その他にもイカリングやフライドポテトもありますが、フライドチキンの次に人気なのが、黒芝麻餅。黒ゴマ餅をあげたものにスパイスをかけた、それって本当においしいの？と疑いたくなる組み合わせが意外にも病み付きになる味わい。黒ゴマ餅は外はサクサク、中はしっとりで餅の甘みがあるものの、スパイスがきいているため、甘辛い味わい。ガイドブックには載っていない地元人が知る密かな人気メニューです。
混んではいますが、店の横にいるお姉さんが順番に注文を聞いてくれます。店先にあるフライを指さして注文してみてください。

野菜と肉のコラボが絶妙！台湾風生春巻き「松青潤餅」

写真：浮き草ゆきんこ

南機場夜市の門からすぐ、最初に紹介した「来来水餃館」がある餃子ストリートとメインストリートが交差する一角にあるのが、「松青潤餅」。
潤餅とは、台湾の代表的Ｂ級グルメで、台湾風の生春巻きのこと。ゆでたキャベツやもやし、にんじん、揚げチャーシューやネギ、ピーナッツ粉をいれてクレープでくるりと巻いたら出来上がりです。どこの夜市にもある名物グルメですが、「松青潤餅」は行列が絶えない人気店。秘密はサフランなどのスパイスを入れてゆでた野菜とカリッカリの揚げチャーシュー。ほんのりスパイシ―な揚げチャーシューはゆで野菜と食べるとほんのりインドカリーのような味わい。食べ続けていくと、今度はピーナッツ粉の甘みが加わり、スパイシーさを還元してくれます。そして、もっちもっちの薄皮は食べごたえ抜群。このボリュームで1個50元というコスパも最高！
数々の潤餅を食べましたが、ここの味付けは台湾１，２を争うほどの味。
観光客より地元の人が並んでいるのもうなずける潤餅です。