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【ゴルフ】

イ・ボミが逆転で2勝目 新ボール効果?強風制した

2014年7月28日 紙面から

最終日、優勝カップを手に笑顔のイ・ボミ=静岡・伊豆大仁CCで(市川和宏撮影)

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◇センチュリー21レディース<最終日>

 ▽27日、静岡県伊豆の国市・伊豆大仁CC(6531ヤード、パー72)▽晴れ、気温32・7度、風速8メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽56選手▽観衆2529人

 1打差2位から出たイ・ボミ(韓国)が、強風の中、4バーディー、2ボギーで通算11アンダーまで伸ばし、逆転優勝を飾った。5月ほけんの窓口レディース以来の今季2勝目、日本ツアー通算7勝目。賞金女王レースでもトップのアン・ソンジュ(韓国)に約725万円差に迫った。2打差の9アンダー2位にアン・ソンジュ、藤本麻子(24)=富士通、佐々木慶子(37)=スズキトラスト。木戸愛(24)=ゼンリン=は7アンダーで9位、成田美寿々(21)=オンワードホールディングス=は5アンダー16位だった。

 イ・ボミは今季、前人未到の快挙を目指している。「韓国では一度(2010年に)賞金女王になったから、日本ツアーでも今年、女王のタイトルを取りたいんです」。出場資格のあった全英リコー女子オープンをふって韓国に戻り、調整にも充てていた。

 前週までの2週間は、師匠のチョ・ボムスさんにスイングチェックを受け、連日3時間ほどの打ち込みをした。「今週はまだショットの調子が悪くて。(大会前日の)木曜に契約メーカーから新しいボール(ダンロップスポーツ社製プロトタイプ)をもらったから、テストのつもりで使ってみたんですけど」。優勝に照準を合わせた試合ではなかったという。

 それでも、イ・ボミいわく「風に強い」新ボールが、強風吹き荒れた最終日に奏功した。1番パー5で第3打を1メートルにつけバーディー発進。同じ最終組の成田、ウェイ・ユンジェが1、8番でトリプルボギーをたたいて後退していくのを横目に、安定したゴルフを貫いた。「今週のコースに合わせて、ユーティリティーを1本抜いて、ピッチングとロフト51度のウエッジの間に48度のウエッジを追加した。それもよかった」。2打差で今季2勝目を手にした。

 韓国観光公社から観光名誉広報大使にも任命されているイ・ボミは、暑さ対策を聞かれると「もちろん高麗ニンジン。毎朝とラウンド中、必ずドリンクを飲んでます」と、さりげなく名産品のPRもしていた。「女王になるためには5勝しなきゃと思ってる。これで…3つですね(笑)。勝みなみさんが優勝した時、2位で優勝賞金もらってるから。大きかったですよ、あの賞金」。本音を隠さないトークがまた、人気の源だ。(月橋文美)

 

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