中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

豪栄道 あす大関昇進伝達式 四字熟語は封印

2014年7月29日 紙面から

会見後、笑顔で本紙を手にする豪栄道=愛知県扶桑町の境川部屋宿舎で(岡本沙樹撮影)

写真

 大相撲名古屋場所で2横綱2大関を破って12勝を挙げ、大関昇進を確実にした関脇豪栄道(28)=境川=が千秋楽から一夜明けた28日、愛知県扶桑町の境川部屋宿舎で会見した。30日の伝達式で披露する口上には四字熟語を“封印”し、分かりやすさ第一で考えることを宣言した。

 2横綱2大関を撃破し、新大関をほぼ手中に収めても豪栄道は冷静だった。「まだ実感が湧いてないです。これから徐々に湧いてくると思う」。琴奨菊との大一番を制したことに「緊張がかなりあったけど、気合が上回っていた。興奮がなかなか収まらなかった」と前夜は夜中の3時まで寝つけなかったという。

 師匠の境川親方(元小結両国)は「つらい15日間だった。胃が痛かった。緊張するから焼酎でも飲んでやろうと思ったが、場所中だからそういうわけにもいかない」と笑いを誘いながら場所を振り返ったが、「これからが大事だし、浮かれてばかりもいられない」と弟子の大関昇進を目の前に気を引き締め直した。

 30日に行われる予定の伝達式の口上は分かりやすさを重視する。子どものころにあこがれていた貴乃花(現親方)は大関、横綱の伝達式で「不撓(ふとう)不屈」「不惜身命」を用いたが、「そういう柄じゃないんで」と四字熟語は使わない。「気持ちが伝わるようなものがいい。かまへんようにします」と豪栄道が言えば、境川親方も「オレも豪栄道もあんまり頭がパッとしないんでね。あっさりいきたい」と苦笑い。伝達式では豪栄道が相撲内容のように熱く気持ちのこもった決意表明を見せてくれるはずだ。 (永井響太)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ