蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】ダルビッシュ割がスタート! 奪三振に応じてチケット割引2014年7月28日 紙面から 1奪三振(K)につき1ドル(約102円)のダル割!? レンジャーズは26日(日本時間27日)、ダルビッシュ有投手(27)が本拠地での主催ゲームで奪った三振数に応じ、登板翌日の一部観客席のチケットを割引すると発表した。「ユウ・ストライクアウト・スペシャル」と題したキャンペーンで、1Kにつき1ドル、最大で12ドル(約1224円)を割り引くという。同キャンペーンはダルビッシュの次回登板、28日(同29日)のヤンキース戦翌日から実施する。 エースの励みになり、ファンも喜ぶ。そんな一石二鳥の企画が飛び出した。1三振につき1ドルのチケット割引。レンジャーズが誇る奪三振マシンの活躍と連動する“ダルビッシュ割”だ。 レ軍は現在41勝63敗で30球団中最低勝率。同地区首位のアスレチックスとは23・5ゲーム差で、ワイルドカード(WC)でもポストシーズン(PS)進出圏内(2位以内)から13・5ゲーム差という体たらく。球団フロントも、守護神ソリアーをタイガースに放出するなど、既に来季以降の戦いをにらんだチーム編成に着手している。 そんな空気に地元ファンも敏感に反応。今季の主催ゲームの1試合平均の観客数は3万5042人で、昨季の3万8759人から約10%減。2010、11年のワールドシリーズ連続出場をはじめ昨今の好成績で、12年には球団史上最多の年間346万人余を動員した一時の栄華にも陰りが見え始めている。 今回の企画は、現在の低迷ムードを打破すべく球団が打ち出した苦肉の策。レ軍が地区V争いから脱落した今、地元ファンの数少ない楽しみの1つがエース・ダルビッシュの活躍だ。昨季277Kでメジャー初タイトルの奪三振王に輝いた男は今季もア・リーグ1位の奪三振率11・33を誇る。今季通算159Kは、トップに立つレイズの左腕デービッド・プライス(28)とは24差の5位。離されてはいるが、レギュラーシーズン終了までには10先発前後が可能で逆転は十分にある。 ダルビッシュが三振を取れば取るほど、2季連続タイトルに突き進むほど、登板翌日の一部チケットが値引きされ、観客動員につながるとなれば、ダルビッシュ自身のエネルギーにもなる。 その右腕はこの日、2日後のヤ軍戦に向け、ブルペンで20球余を投げて調整。球団が打ち出した観客増促進企画については触れなかったが、23日に敵地で対戦した際、5回裏コールドゲームで今季6敗目を喫したヤ軍との再戦に向け、共同電によると「(前回のことは)気にせず、なるべく長いイニングを投げられるように頑張る」と気合を入れ直した。 前回対戦時も4イニング1/3しか投げていないのに5Kを記録した相手。今季の奪三振率からも1イニングあたり1K以上が期待できる中、レ軍は翌日の一部シートでいきなり7〜8ドル引きの大盤振る舞いとなるかもしれない。 PR情報
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