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【大リーグ】

青木、逆転呼ぶ2点三塁打 後半戦初の1番でらしさ発揮

2014年7月28日 紙面から

◇ロイヤルズ7−5インディアンス

 後半戦で初めて1番に起用されたロイヤルズの青木宣親外野手(32)が流れを引き寄せた。26日、地元でのインディアンス戦で4打数2安打2打点1得点と活躍。4月9日以来の三塁打を放つなど、打って走ってチームの5連勝に大きく貢献した。

 気迫で打った。3点差に迫り、なお2死二、三塁で迎えた4回の第3打席。共同電などによると、「何が何でも、という気持ちで打席に立った」。フルカウントから速球を振り抜くと、鋭い打球が右翼線へ。2者が生還し、自身も俊足をとばして三塁に進むと、直後の捕逸で同点のホームを踏んだ。

 5回にバトラーの2ランが飛び出し、チームは後半戦4連敗の後、5連勝。青木は「同地区で競っているインディアンス相手に3連勝は価値がある」。ヨースト監督も「青木の三塁打は大きかった。ここ最近、好機でよく打ってくれている」とたたえた。

 カンザスシティーのある中西部の夏は日本と似た蒸し暑さで、この日も午後6時すぎの試合開始時に気温30度を超えていた。だが、南国宮崎で育った青木は「暑い方がいい。体が動く」と気にしない。外野の定位置争いが激しく指名打者での起用が続くが、打順では本来のリードオフマンに戻った青木。チーム同様、上昇気流に乗っていきたい。

 

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