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【プロ野球】

松井裕 二刀流に挑戦!?

2014年7月29日 紙面から

自信満々にノックを始めた松井裕だったが、まさかの空振り=コボスタ宮城で

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 ポコッ、スカッ…。28日にコボスタで行われた先発練習。楽天の松井裕樹投手(18)が『惨劇』の主役になった。ノックでサク越えを狙ったが、満足に捉えることもできない。最後は「もう勘弁して」と泣きが入り、わずか10スイングで『二刀流挑戦』の幕を下ろした。

 おもむろにノックを始めたのは則本だ。ストレス解消とばかり、バットを振り回す。しかし、うまく当たらない。「僕がやります」。松井裕がお手本を買って出た。「高校通算8本ですから。甲子園でも打ってます」

 高校2年の夏。22奪三振を記録した甲子園の今治西戦では、実は打者としても活躍した。投手としてのスポットライトがまぶしすぎて印象は薄かったものの、本塁打を放っていたのだ。

 先輩からバットを取り上げ、自信満々にノックを始めたが、力ない飛球が内野に上がる。「アレ?」。続いて、ブン! と豪快な音を残して空振り。「1年のブランクはデカイッす…」。サク越えどころか、外野に打球を飛ばすことすらできなかった。

 本職の投手では30日のソフトバンク戦(山形)で先発の機会が巡ってくる。この日はブルペンに入り、「調子は良かったです。ストライク先行で球数を減らすようにしたい」。二刀流断念(?)の悔しさをマウンドで晴らすことを誓った。 (井上学)

 

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