SNH48初の「総選挙」、中国の若者熱狂
読売新聞 7月26日(土)20時0分配信
【上海=鈴木隆弘】アイドルグループAKB48の姉妹グループで、中国・上海市を拠点とするSNH48が、ファン投票「総選挙」を初めて行い、26日に同市で開票イベントが開かれた。
若者らが13万票以上を投じ、同国でほとんど味わえない自由な「選挙」に熱狂した。
総選挙はSNH48のメンバー40人が候補者となり、ファンがCD(78元=約1300円)に付いた投票券を使い、5月20日からインターネットを通して投票を行ってきた。約3500人のファンが集まった会場では、メンバーが現れると大歓声が上がった。初代1位には呉哲●さんが選ばれた。(●は、日へんに「含」)
共産党の一党独裁下の中国では、村レベル以外で直接投票の自由選挙はない。約400票を投票した広州市の会社員(32)は「投票した人が選ばれるというのは、自分で選んだという実感が湧く」と話した。
最終更新:7月27日(日)0時6分