freee株式会社
- 移転先
- 五反田NTビル(品川区西五反田1-18-9)
- 移転元
- MSビル(港区三田1-2-17)
- 移転時期
- 2014年6月
- 移転規模
- 約70坪→約210坪
- 利用人数
- 約40名
「全自動のクラウド会計ソフトfreee(フリー)」の運営をはじめ、スモールビジネスを活性化するプラットフォームづくりに取り組むfreee株式会社さんのオフィスインタビューに行ってきました。(最終更新日:2014/07/29)
代表取締役 佐々木大輔さんとプロダクトマネージャー / 広報 前村菜緒さん
freee株式会社
五反田駅から徒歩5分、1Fテナントが書店で、伝統的なデザインの外観が印象的なオフィスビル。しかし、freeeさんが入居する7Fにあがると、“普通”のオフィスらしからぬ待合室が。
ミーティングルームはガラス張りで、採光もしっかりあります。カーペットはコーポレートカラーに合わせてブルー系の配色。
メインのミーティングルームは椅子がブルーのグラデーションになっていました。ダウンライトがおしゃれな雰囲気をより一層強めています。
広々としたリラックススペースには丸テーブルの他に、なんとミニ四駆のコースが。
そして前のオフィスでも置かれていたという卓球台。今回の移転に伴って国際規格の大きなものにされたそうです。
執務室もゆとりのある使われ方をしていました。随所にホワイトボードが設置されていて、情報共有がスムーズにできそうです。
それでは、今回のオフィス移転について、早速お話を伺っていきたいと思います。
急成長に伴って、前のオフィスが手狭になってしまったからです。1年半はいる予定だったのですが、8ヶ月ほどで退去することになりました。実効面積が60坪強でしたが、35名〜40名いました。まさに“息苦しい”ほどで、リラックススペースを設けていたのですが常に人がいて、会議室が足りない状態でした。早く移転しないと機能しなくなるではと懸念していました。
ちょうど、居抜きでオフィスを借りたいというお話をいただいたので、早く決めてしまおうということで移転をする運びとなりました。
当初、エリアは麻布十番の近くで考えていましたが、十分な広さを確保できる物件がなく、対象エリアを広げました。近くに住む社員には住宅手当を支給しているのですが、物件近辺が住みやすいかどうかも考慮しました。麻布十番から五反田に移ることになりましたが、自転車通勤をしている社員は多いですね。
100名ぐらいは視野に入れて、ワンフロアで広く使えるところ、というポイントにはこだわって探しました。弊社は今、人数やチームが急速に増えて、やることもどんどん変わっていくフェーズです。freeeというプロダクト自体も日々変わっていくなかで、その変化のスピードにみんながついていけるよう、近くにいてコミュニケーションしていることが大切になります。フロアを分断せず、エンジニアとカスタマーサポートとがしっかりコミュニケーションをとって、プロダクトの改善に取り組んでいます。
創業した時はマンションの一室だったのですが、これまでもこれからも、リラックスした雰囲気で仕事ができる、というのは変えたくないと思っています。グレーのカーペットで青白い蛍光灯に低い天井……だと「こういうのじゃない」とテンションが下がってしまいます。“オフィスっぽくないオフィス”にするというのは、freeeのDNAみたいなものですね。
また、特定の誰かがオフィスを作るのではなく、やった方がいいことは立場に関係なく率先して動いています。みんなで工夫して面白くするのが結構大事だと思っていて、例えばエントランスにあるiPadの受付アプリも、エンジニアが自主的に作りました。新言語のSwiftで、発表されてから二日後にはできていましたね。「何でもハックしよう」というのが、freeeの価値基準です。
スモールビジネスをサポートするNo.1の存在になりたいと考えています。そのためにまずプロダクトとして目指すのは、「freeeさえあれば、誰でも簡単にビジネスができる」という状態です。また、バックオフィスに知識がない方でも、freeeを使いこなせるようなサポートを、できればイノベーティブなやり方で提供していきたいですね。例えばチャットのサポート。当初の運用はすごく大変でしたが、日々改善を重ね、高い評価をいただいています。
組織は今年中に倍ぐらいの人数になっていく計画です。自分たちで世の中を良くしたいという意識を強く持っていて、既存の枠に囚われずに考え、実行できる人たちに集まってほしいですね。
(freeeの採用情報はこちら)
今回オフィスにお邪魔させて頂き、ミニ四駆のコースを見かけた時には(私もミニ四駆世代なので)心がときめきました。ミニ四駆だけではなく、卓球台やダーツなどで社員の皆様がくつろぎつつ、メリハリをつけてお仕事をされるスタイルが印象的でした。まさに、freee様の企業精神を象徴しているオフィスだと思います。
毎日のように、freee様のご活躍が取り上げられている記事を楽しみに拝見しています。また次回のお引越しでも、遊び心あふれるオフィスをご紹介できるよう頑張ります!
営業担当:阪口
Launch Padでの優勝や大型の資金調達など、ウェブメディアで何度も拝見していたfreeeさん。実際にオフィス訪問できるのを大変楽しみにしていました。卓球台が置かれていると耳にはしていましたが、社員の方々が本当に使われているのを目前にして驚きました(笑)。freeeのみなさま、取材へのご協力ありがとうございました!
編集担当:梁原