市民団体、県を提訴へ 群馬の森追悼碑 不許可取り消しを
更新日時:2014年7月29日(火) AM 06:00
県立公園群馬の森(高崎市)にある朝鮮人労働者の追悼碑の設置許可更新を県が不許可としたことを受け、碑を管理する市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」は28日、県に対し不許可の取り消しや無効などを求める行政訴訟を10月中旬をめどに前橋地裁に起こす方針を明らかにした。団体は「不許可には道理がない。県は不誠実で碑の撤去には絶対に応じられない」と強調した。碑をめぐる県と団体の対立は法廷闘争に発展する。
団体は28日、前橋市内で会合を開き、全会一致で提訴を決めた。都市公園法で知事に対し、不許可の異議申し立てをすることもできるが、「行政の審査では、(不許可になる)結論は決まっている」と司法に判断を委ねるとした。
提訴に併せ、団体は11月に予定される県議会第3回定例会後期議会に、碑の設置許可を求める請願を提出することも決め、請願者を募る署名活動に取り組むことを明らかにした。
団体の提訴の意向に対し、県は「詳細な情報がないのでコメントできない」としている。
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