多機能ユニットのカスタマイズ事例として、多機能ユニットのオプション品のサイレンと
市販のサイレンについて解説致します。
多機能ユニットはサイレンを繋ぐことによって、アンサーバック音 ( チャープ音とも言う ) や、
ロック中にドアがこじ開けられてしまった場合などに警報音を鳴らすことが出来ます。
非常に短く鳴らすことでアンサーバック音に、そして普通に鳴らすと警報音として鳴る仕組みですね。
一般的に入手可能なサイレンは結構種類があり、音色や性能など様々です。
音色にこだわるは勿論大事なことなのですが、鳴り方の性能についてもサイレン選びの重要な要素で、
・ 音の安定度 ( 何回鳴らしても同じ音になること )
・ 素早く連発させた際の音程変化 ( 連発の 2発目以降に音程変化が無いこと )
・ 追従性 ( 素早く鳴らした際に、鳴る時間・間隔・回数などが正しく反応すること )
など、 音色にも影響するので要注意です。
そこで、多機能ユニットのオプション品のサイレンと、現在比較的入手しやすい市販サイレンについて
いくつかまとめてみました。
サイレン選びの参考にして頂ければと思います。 ( 最終更新 2012年08月 )
【 ご注意事項 】
多機能ユニットオプション品サイレンは、あまり個体差はありませんが、市販のサイレンはある程度
個体差があるようです。
ここに書いた市販サイレンの感想は、あくまでも実際に入手したサイレンの個体に対する感想です。
同型の物が必ずしも同様であるかどうかは定かではありません。
( 実際、外観は同じでも中身の違う物は沢山存在しています )
なお、音のサンプル動画を掲載していますが、コンパクトデジカメで近接的に撮影したため
録画されたものは鳴り始めの瞬間に音が潰れている傾向 があり、実際の音と多少異なります。
( 実車装着撮影した動画もコンパクトデジカメで撮ってますので、音質の再現性には限界があります )
あくまでも雰囲気と言うことで、あらかじめご理解の上ご覧頂きますようお願い致します。
※ 表示再生にはフラッシュプレーヤーのインストールが必要となります
【 お知らせ 】
室内で撮影したサンプル動画は、近接撮影のせいでどうしても音が潰れてしまうため、
時間のある時になるべく野外で実車に付けて撮影しなおしたものと差し替えたいと思います。。。
■ IMPREZA-NET 6トーンサイレン 15W 【 推奨 多機能ユニットオプション品 】

サイズは、約 8cm(幅) x 8m(高) x 8cm(奥行) ( ステー部分含まず )
価格は 900円。 多機能ユニットのオプション品 。 ※ 2012年08月〜
外観が似た物がオークション等でよく売られていますが、それらの物と違い安定性に優れたサイレンです。
他のサイレンとの大きな違いは中身の基板。新型高性能・超小型基板を採用したスグレモノ。
アンサーバックに使った場合、音色変化がなく素早く鳴らした時の追従性も抜群です。
音色はこのページの 1番下で紹介している ハリウッドサイレン ver.2 によく似ています。
こちらは 15W なので、ハリウッドサイレン ver.2 と比べると音量は少し控えめ。
うるさ過ぎない適度な音量です。
多機能ユニットでカスタマイズして短めに鳴るように調整すると、「 コンッ 」 といった感じの音になります。
多機能ユニット : カスタマイズ例
※ 実車での装着例です
■ DEI 514N 6トーンサイレン 【 準推奨品 】

サイズは、約 7cm(幅) x 6cm(高) x 7cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 2,400 〜 2,800円ぐらい。
ホーネットやバイパーなど、有名セキュリティーで使用されている 514N 6トーンサイレン。
いわゆる 「 キュン 」、「 キュンキュン 」 といった最もポピュラーな音だと思います。
音色の安定度、追従性も良く、素早く連続で鳴らしても音程変化がほとんど無いので優秀です。
なお、ソフトチャープ機能 があり、警報として鳴る時は大音量ですが、アンサーバック音として使う時は
音量控えめになるので、普段の使用でアンサーバックの音量が気になる人にお薦めですね。
中身の基板をいじると音色が変更できます。( 514N 6トーンサイレンの音調整方法はこちら )
多機能ユニット : 通常モード
※ 近接撮影のため、動画では音が潰れぎみですが、実際はもっと綺麗に響く感じの音です。
■ クリフォード 514C 6トーンサイレン

サイズは、約 8cm(幅) x 6cm(高) x 7cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 2,400 〜 2,800円ぐらい。
中身は DEI 514N と同じです。 勿論こちらもソフトチャープ機能付き。
サンプル動画は 音色変更の改造済みの物 です。( 2番目の音が鳴ってます )
多機能ユニット : 通常モード
※ 近接撮影のため、動画では音が潰れぎみですが、実際はもっと綺麗に響く感じの音です。
■ 汎用サイレン 15W 6トーンサイレン

サイズは、約 8cm(幅) x 8m(高) x 8cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 1,000円前後。 オークションなどでよく見かけるタイプで、出品者によって価格はまちまち。
音量はやや大きめです。中身の基板は何種類かあるようですが、上の写真(右)のタイプの基板では
○ の部分の抵抗の値を変えると音量調整が可能です。
上の写真(右) の例では、510kΩの抵抗に変更しています。
DEI 514N のソフトチャープぐらいまで音量が落ちた感じです。
音色は基本的に DEI 514N に近い感じですが、安価のためか個体差・性能のバラつきがあるようです。

いくつか入手してテストしてみましたが、それぞれ微妙に追従性や音程変化が違います。。。(^^ゞ
ちなみに、上記の音量変更の改造を行って少し音量を落としたほうが安定する感じがします。
多機能ユニット : 通常モード
※ 音量を落とす改造で音色変化を安定させてます
※ 近接撮影のため、動画では音が潰れぎみですが、実際はもっと綺麗に響く感じの音です。
■ Arrow3 ( アロー3 ) タイプサイレン 25W

サイズは、約 8cm(幅) x 8cm(高) x 9cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 2,500円ぐらい。
音色は高め、音量はかなり大きいです。 大きい音を好まれる人にお薦めだと思います。
さすが 25W の性能はダテでは無く、鳴り終わった後の響き具合 ( 余韻の音 ) が綺麗です。
ビルの地下駐車場とかトンネルの中とか、音がよく響く所で鳴らしてみたいサイレンです(笑)
ただし、その分、追従性などはイマイチのようで、多機能ユニットのクイックモードで素早く連発で鳴らすと
音程が変わってしまいます。
多機能ユニット : 通常モード
※ 近接撮影のため、動画では音が潰れぎみですが、実際はもっと綺麗に響く感じの音です。
■ 薄型汎用 6トーンサイレン

サイズは、約 6cm(幅) x 6cm(高) x 3cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 900円ぐらい。
音量は控えめです。 サイズも小さく薄型なので、これなら取付場所に悩むことはなさそうですね。
追従性もまあまあで、素早く連続で鳴らしても音程変化が少なく、安価の割に鳴り方が安定しています。
多機能ユニット : 通常モード
■ ハリウッドサイレン ver.1 15W

サイズは、約 8cm(幅) x 7cm(高) x 6cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 2,200円ぐらい。
海外TVドラマ(アメリカ)や、ハリウッド映画などに出てくる感じのアンサーバックの音。
音量はやや大きめです。
よく 「 例え 」 として、ドラマの 24 や、映画の 60セカンズ、ワイルドスピードなどが出てきますが
個人的には 60セカンズに出てくる音に近い気がします。
私が入手した物は個体差なのか仕様なのか判りませんが、多機能ユニットを組み合わせた場合に
どのモードで鳴らしても連発で鳴る時 ( アンロック時 ) は 2発目の音に若干の音程変化が出ます。
ただし、「 それっぽい感じ 」 の鳴り方に変化することや、変化の仕方が適度に安定しているようなので
これは仕様なのかも知れませんね。
多機能ユニットのクイックモードを使って速く鳴らすと 「 それっぽい感じ 」 が出て割と好みですね(笑)
多機能ユニット : クイックモード
※ 実車での装着例です
■ ハリウッドサイレン ver.2 20W

サイズは、約 8cm(幅) x 7cm(高) x 6cm(奥行) ( ステー部分含まず )
実売価格は 2,200円ぐらい。
多機能ユニットのクイックモードを使って速く鳴らすと、ハリウッド映画 「 ワイルドスピード 」 に出てくる
ドミニクの愛車 RX-7 のセキュリティー音に少し近い感じになりますね。
( あくまでも個人的な意見です。感じ方は人それぞれ個人差があると思います )
音の追従性 ・ 安定度は良いです。
多機能ユニット : 通常モード
※ 近接撮影のため、動画では音が潰れぎみですが、実際はもっと綺麗に響く感じの音です。
※ 実車に使った場合の音は、1番上の 「 IMPREZA-NET 6トーンサイレン 」 とよく似てます。
※ 全ての動画の無断転載・無断リンクを禁止します
※ 記事掲載日 : 2012/05/05
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