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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【コラム エンジョイボウリング】第17回は特別編 潜入しましたP★リーグの舞台裏2013年12月27日 名和秋プロに密着女子選手がガチンコ対決するボウリング番組「ボウリング革命 P★リーグ」の収録現場に潜入。BS日テレで放送中の第2シーズン第2戦(第47戦)に出場した名和秋さん(34)に密着し、舞台裏をリポートします。放送は毎週1ゲームずつを伝える形式ですが、実際は決勝を含めたトーナメント9試合を1日がかりで一気に収録するという長丁場。選手もスタッフも大忙しです。(取材・鶴田真也) 聖地・田町ハイレーンで1日かけて一気9試合服装の規程なし東京都港区の田町ハイレーン。ここが「P★リーグの聖地」と呼ばれるボウリング場だ。トミコシ高島平ボウル(東京都板橋区)が会場だった第44戦を除き、番組が始まった2006年から熱戦の舞台になっている。 密着した名和さんは第2戦の優勝者で、栄えある開幕戦メンバーでもある。「実はP★リーグの最初の試合で1球目を投げたのが私です」。レーンに沿って観覧席が配置されるレイアウトは珍しく、「すごく緊張した記憶がありますね」と当時を振り返ってくれた。 選手は午前10時ごろに会場入りし、まずは控室で化粧やヘアメークをする。P★リーグでは服装規定がなく、ゴスロリ系やヘソ出しルックでもOK。この日の名和さんのいでたちは水玉模様が入ったモノトーンで、髪形はポニーテールだ。
死のAグループ正午から収録スタート。開会式直後に行われるのが組み合わせ抽選会だ。そこで名和さんが引き当てたのが1回戦Aグループ。実は内輪では『死のグループ』と言われている。そのゆえんは最初に収録される組だから。「他は別のフロアで出番までじっくり練習ができるのですが、Aグループだけは収録の都合で直前に10分程度行うだけ。一番苦手です」。さすがに動揺を隠せなかった。 すぐ横に放送席しかも前日は熊本の大会に参加し、始発の飛行機で会場に直行。調整不足は否めなかった。案の定、姫路麗、古田翔子両プロとの試合はスコア181で2位。規定で次大会の出場権は得たものの、2大会連続の初戦突破は果たせなかった。 テレビ収録ならでは、なのが放送席の近さ。選手が投げるすぐ脇に設けられ、実況や解説の声が丸聞こえなのだ。「聞こえてきますね。ストライクを出したときはうれしいんですけど、たまに『ここでミスすると…』みたいなことも耳に入るので」と思わず苦笑いだ。 気になる結果は結局、収録が終了したのは午後9時すぎ。名和さんは敗退後も観覧する側で試合を見届け、他のP★リーガーとともにボウリング場を後にした。それで今回は誰が優勝したって? それは番組をご覧ください。 80人のスタッフ全員ボウリングシューズ収録には約80人のスタッフが携わっている。アナウンサー、カメラマンを含めて全員に共通しているのがボウリングシューズを履いていること。助走エリアのアプローチなどに入って作業することもあり、第1回大会から着用している。観覧席はレーンの上に設置されており、表面を傷つけないよう土台作りや荷重配分などに熟練の技が必要だとか。 丸山プロが盛り上げ役収録の合間に会場を盛り上げるのが男子プロの丸山高史トーナメントディレクター。現場ではテレビ解説のほかに「前説」も務めている。 ゲーム前の10分間の練習時間には独特の語り口で「ピンまでの距離60フィート、18・288メートルは人間がコントロールできる限界」とうんちくを紹介して観覧者を和ませたほか、選手が試投する際には「ストライク〜」と力強いジェスチャーで本番での大きな拍手を求めるなどサービス精神たっぷりだ。
敗退しても観戦します会場にはゲームの行方をチェックできるよう「ウエーティングエリア」が設けられている。収録用の照明でレーン上のオイルのコンディションが猫の目のように変わるため、そこで戦略を練り直すこともできる。ちなみに大会実行委員会との取り決めで1大会で3ゲーム以上観覧しなければならず、1回戦で敗退した選手も収録が終わるまで居残る。上の階に練習用レーンが用意されているため、出番が近づく選手は収録を外れて調整ができる。 【大会ルール】今回が第47戦。第43戦からシーズン制を導入し、3大会終了時の獲得ポイント上位3人によるシーズンチャンピオン決定戦でシーズン王者を決める。1大会ごとに18人のトーナメントで争い、各試合が3人による1ゲームマッチ。決勝には準決勝で敗れた4人の中で最高得点の1人がワイルドカードで出場できる。1シーズン参加選手は24人。1回戦の各ゲームで最低得点の選手が次大会の出場権を失う。シーズン初戦の出場選手は6投制の独自ルールで決める。 ◆放送予定 衛星放送ではBS日テレで毎週金曜午後11時30分から。最新情報ではないが、地上波では中京テレビ、テレビ信州、テレビ神奈川などで放送。 名和秋(なわ・あき) 1979(昭和54)年11月15日生まれ、34歳。東京都出身。163センチ、右投げ。東京農大一高、国学院大を経て2002年にプロ入り(35期)。公認パーフェクトは2回。プロ通算2勝。10月にレギュラーツアー初Vを飾った。P★リーグでは第2戦で優勝。キャッチフレーズは「サイレント・ビューティー」。相模原パークレーンズ所属。 (毎週金曜日の紙面に掲載。紙面では他に「P★リーガー名鑑」も掲載しています。) PR情報
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