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最終更新:2014年7月29日(火) 12時0分

同級生殺害容疑の女子生徒、以前 父を金属バットで殴る

 長崎県の佐世保市で高校1年生の女子生徒が同級生に殺害された事件です。逮捕された女子生徒は父親を金属バットで殴るなど、家庭的なトラブルを抱えていたことが分かりました。

 逮捕された女子生徒の自宅です。事件から3日目、訪れる人もなく、静まり返っています。女子生徒は去年秋、実の母親を病気で亡くしました。

 「なんと父親が寝ている部屋にガタンと入ってきて、金属バットで、この父親を殴りつけた。頭蓋骨陥没、歯はぼろぼろになるぐらい痛めつけた」(加害生徒を知る男性)

 この事件は佐世保市内の高校1年生の女子生徒が同級生をハンマーなどで殴った後、首を絞めて殺害し、遺体の首や手首などを切断したものです。

 「友達を殺したというのは、もう友達とケンカしたとか、あの女の子が憎くてやったとか、そういうことじゃなくて、なんとか父親を困らせてやろうという意図」(加害生徒を知る男性)

 警察は、逮捕された女子生徒と被害者の間に何らかのトラブルがあったと把握しており、トラブルの内容について調べています。被害者の告別式は、この後、正午から佐世保市内の斎場で営まれることになっており、遺族は「あまりにも突然のことで、まだ何も考えられません、今はただ静かに見送ってあげたい」という苦しい胸のうちを明かしました。(29日11:31)

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