真壁アゴ骨折完治せずG1棄権も
2014年07月28日 16時00分
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」で5年ぶり2度目の優勝を狙う真壁刀義(41)が27日、途中リタイアの危機に直面した。
真壁は5月に「下顎歯槽骨」を骨折。マウスピースを装着して翌6月に強行復帰し、G1のBブロック公式戦では2勝2敗でV戦線に踏みとどまっている。前日(26日)の秋田大会では203センチの巨漢、ランス・アーチャーに勝ったものの、状況は極めて不安定だ。
真壁は「両サイドのアゴと歯だよな。グラついてるからな。ピチッとくると折れちゃう。折れちゃったら試合できない」と悲壮感を漂わせる。一発の打撃や衝撃で再欠場に追い込まれるリスクと隣り合わせなのだ。
残る公式戦6試合のうち、真壁が最も警戒するのは鈴木みのるとの対決(8・3大阪)。みのるは張り手やグーパンチ、前蹴りを多用する上に性格も極度に悪い。万全な状態であれば真っ向勝負も挑めるが、そうもいかない。自分の持ち味を発揮できないジレンマも抱える。
真壁は「鈴木みのるだよな…一瞬の油断が危ない。日常生活? 血も出るよ。歯磨きも気をつけてるし、せんべいとか硬いものは食えない。だってお前よ、試合ならまだしも、せんべい食って欠場なんてできねえだろ!? そういう意味でもスイーツは俺の味方だよ。そういうことだよ」。
実際に軟らかいせんべいをかじってみると「イテテテ…」と悶絶。激痛に血を逆流させた真壁は「興奮状態になると俺も(感情を)抑えられないからよ。気にしてもしょうがねえ」と開き直ったが、V奪回への道のりは遠く険しい。
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