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2014年7月29日 (火)

Ingressを始める時に読むブログ【01:最初の最初】

今話題のIngressって何?
Ingressという、Googleが作ったゲームが爆発的に流行中です。これがGoogleが作って、実際の位置情報ベースでスマホを使って行動することから、単なるゲームとしてだけでなく、面白い展開を見せるのではないかと、興味を持っている人が多いようです。

私(タクタ)も、10日ほど前に初めて、ボチボチやってみてますが、最初の入り口がちょっと入りにくい感じがあるので、そのあたりの解説をちょっと書いてみました。

基本的には、Googleマップベースの地図を作った陣取り合戦です。全世界で緑チームと、青チームに分かれて、陣取りが始まっています。

遺跡や名所、彫像などが、『ポータル』というポイントに指定されています。そのポータルにチェックイン(ハックという)し、占拠し(レゾネーターとアイテムを差し込む)、その占拠したポイントをリンクして、コントロールフィールド(CF)という領土を広げていくのが基本的なルールです。

Img_1500これがゲーム画面です。実際の地図画面の上に色の粒が吹きだしているような場所がポータル。緑に占領された陣地が緑色に塗りつぶされています。


ユニークなのは、このポータルに実際に行かなければならないこと。これにより、スマートフォンを持って、実際に戸外を歩き回ることになります。

また、ゲームには色々と複雑な要素があり、初心者から、中級、エキスパートまでさまざまなステップで愉しむことができますし、初心者だから疎外されるということもなければ、エキスパートだから飽きてしまうということもない、実に絶妙なプレイバランスになっています。

また、Googleの社内ベンチャーが作ったゲームだというのも面白いところです。世界中を巻き込んだゲームになっていますし、実際にGoogleがこのゲームを使って何を計画しているのかも気なるところです。単なる遊びなのか? シェア拡大なのか? スマートフォンの稼働率を上げようということなのか?

インストールしよう
さて、前説はこんなところにして、ゲームをインストールしましょう。
Android版はこちら
7月14日に公開され、Ingressユーザーを一気に増やしたiPhone版はこちら
どちらも無料です。

また、バックサイドストーリーはこんな感じです。


とりあえず、気分という感じで、ストーリーを知っておくと楽しめるでしょう。レベルが上がってくると、このストーリーがヒントになってくることもあるようです。

また、Ingress Intelというこのサイトで、世界中の陣取りの様子をうかがうことができます。

はじめての人が迷う3つのポイント
さて、最初の最初に、必ず誰もが迷うポイントが3つほどあります。

ひとつは、緑チーム(The Enlightened:覚醒者——人類を次なるステップに進めようとしている)、青チーム(The Resistance:抵抗勢力——人類は変化しちゃイカンと思っている方)のどちらに所属するかということです。

Img_1364アカウントを作ると、いきなりこんな感じで選択を迫られます。ここで迷って決断を迫られる人も多いのでは? たぶん、運営側の意図としてはどっちだっていいんだよ、子供がゲームをする時にグー・パーでチーム分けするのと同じだよってことなんだと思います。が、変えられないとなると、迷いますよね(笑)


ゲーム的には今のところどちらに所属しても変わりはありません(高レベルになって、ストーリーが進行していくと、何か違いがあるかもしれません)。また、友達もいずれかのチームに所属しているので、どっちを選んでも、誰かとは味方になるし、誰かとは敵になってしまいます。

強いていえば、初中級レベルで、仲間と組んで行動するようなことをするなら、同じチームにいた方が好都合かもしれません。一緒に他のチームの拠点を破壊したりできますから。また、自宅の近くやよく歩くエリアを席捲しているチームと逆のチームの方が好都合です。最初は敵のチームのポータルをハックすることで、AP(Action Point:いわゆる経験値的なもの)をもらえるので、敵エリアにいた方が成長しやすいのです。

もうひとつの悩みどころは、どんなアカウントを作るかです。基本的には自分のGoogle アカウントを使って、ゲーム中で使うのはハンドル名推奨のようです。位置情報を使うゲームなので、あまり本名バレはよくないということでしょう。

でも、我々の仲間内の多くの人は、本名、もしくはそれに準じた人に知られている名称のアカウントを使っています。まぁ、その方が面白いということなのでしょう。本名バレしていても、それほど明確にどこにいるのか検索可能な状態になるわけでもないので、気にしない人はそれでもいいでしょう。

Img_1356例によって、もう短いアカウントは通らないので、ユニークな名前を考えておいた方がいいと思います。本人バレしたくない人はハンドルで。私の周りには開き直って本名でやっている人も多いようです。


女性や、自分のゲーム上のアカウントと、本人をあまり結びつけたくない人は、独自の名称にした方がいいでしょう。ストーカーが気になる人とか、より用心したい人は、日常使用とは別のGoogleアカウントを作って、独自のハンドルにすれば、より安全性は高まると思います。

さて、これで、とりあえずゲームは始められるハズです。

最初、何をやったらいいのかさっぱり分らないと思うのですが、よくわからない用語はとりあえず気にせず、最寄りの敵ポータルに行ってハックしてみましょう。AP(経験値的なものね)や、アイテムをもらえます。


敵ポータルだと100APとアイテムがもらえます。味方のポータルだとアイテムだけです。どっちをハックしてもいいんですが、APをもらえる分、敵ポータルをハックした方がお得です。

Img_1531
いろいろやるとお得なことはあるんですが話が複雑になるので、最初のうちはハックを繰り返すと思っていればいいでしょう。ひとつのポータルはハックして5分後にまたハックできるようになります。ただし、4回繰り返すと、4時間ハックできなくなります(後々、アイテムを使って短縮できます)。

最初のレベルアップまでに、100回ハックが必要な勘定になります。通勤途中に10個敵ポータルがあるなら、往復に1回ずつハックしていけば、5日でレベルアップできる勘定です。簡単です。

いろいろ細かいことはありますが、とりあえず、これで外に出て、敵ポータルをハックしまくってみましょう。

「ハックだけじゃツマラナイ! もっと効率良くレベルを上げたい!」と思ったら、次のステップを理解する準備ができたということです。そのへんはまた次回w

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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