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新技術・新製品

神戸大、飛行船型ロボが風に流されないようにする制御技術を開発−航路誤差5分の1

掲載日 2014年07月29日
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飛行船ロボが風に流されない制御技術の実験風景(消防大提供)

 神戸大学の深尾隆則准教授と消防大学校の佐伯一夢研究官らのグループは、飛行船型ロボットが風に流されないようにする制御技術を開発した。秒速8メートルの強風が吹いていても予定航路からの誤差を1メートル以内に抑えられるという。飛行船や複数の回転翼を持つマルチコプターなどの自動運転技術として実用化を目指す。

 飛行船は静かに長時間飛行できるため、低高度から建物の倒壊や火災発生などを把握するのに向く。ただ風に流されやすく、調査経路から外れるとカメラで撮影できない地域ができてしまうのが難点だった。
 そこで、経度・緯度の座標に加えて、風に乗った場合の「風座標」を新しく定義し、別々に制御を計算して足し合わせた。経度・緯度と風の影響を一緒に制御するよりも簡便で、従来の制御法の5分の1程度に飛行誤差を縮小した。
 真横移動や後進も可能で、突風に流された場合も航路復帰で撮影漏れがなくなる。市街地など障害物の多い地域を低空飛行するには高い飛行精度が求められ、ビル風のような突風への対応が必要だった。


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