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モニタリングポスト 猛暑で不具合か7月28日 23時03分
福島県内では放射線量を観測するモニタリングポストが異常に高い値を示すケースがこの1週間に相次いでいて、原子力規制庁では猛暑の影響で不具合が起きたとみて、点検や修理に力を入れていくことにしています。
3年前の原発事故のあと、国は福島県内の3600か所余りにモニタリングポストを設置し、常時、空間の放射線量を観測しています。ところが原子力規制庁によりますと、今月26日の午後、浪江町の末森集会所で通常の200倍を超える1時間当たり640マイクロシーベルトを示すなど、この1週間だけでも8か所で異常に高い値が出たということです。
いずれも異常な値は一時的で、携帯型の測定器で測っても周辺の放射線量は通常の値でした。
モニタリングポストを巡っては去年も7月から8月にかけて不具合が相次いだということで、特に先週の福島県内は厳しい暑さが続いたことから、規制庁では猛暑の影響で不具合を起こしたとみています。
その一方で、福島県などには心配する声が相次いで寄せられていることから、異常な値を示したモニタリングポストの点検や修理に力を入れていくことにしています。規制庁では、「高い線量が観測された場所も日時もバラバラなので、原発とは関係なく猛暑が原因だと考えている。今後も部品を交換するなど速やかに対応したい」と話しています。
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