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米 中国で宗教活動理由に拘束など相次ぐ
7月29日 9時01分

米 中国で宗教活動理由に拘束など相次ぐ
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アメリカ政府は世界各国の信教の自由に関する年次報告書を発表し、中国について宗教活動を理由にした拘束や拷問が相次ぎ、特にイスラム教徒が多い新疆ウイグル自治区では状況が深刻化していると批判しました。

アメリカ国務省は28日、信教の自由に関する2013年の世界各国の状況をまとめた報告書を発表しました。
このうち、中国については宗教活動を理由にした嫌がらせや拘束、それに拷問が相次いでいるとしています。
特にイスラム教徒が多い新疆ウイグル自治区では、中国政府が分離独立の動きやイスラム過激派によるテロを警戒し、治安当局が自宅にいたウイグル族に向けて発砲したとする例や、国外にいたウイグル族を連れ戻して拘束し拷問した例などを挙げて、状況が深刻化しているとしています。
さらに新疆ウイグル自治区の公務員や教師などを対象にイスラム教の断食月、「ラマダン」期間中に断食することやモスクで礼拝することを中国政府が禁じているなどと指摘し、宗教活動が厳しく制限されていると批判しています。
アメリカのケリー国務長官は記者会見で「中国政府はキリスト教徒にも嫌がらせをしているし、チベット自治区ではダライ・ラマ14世の写真を持っているだけで仏教徒を拘束している」と述べて、中国の現状に懸念を示し、引き続き、中国側に改善を促していくとしています。

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