2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 |
2014-07-29
続・駄目ゴジラ
ゴジラなんだが、好評が多いのが気にいらねえな。というわけで、補足というかネタバレ追加というか。
前エントリーでこう書いた。
ゴジラと戦う怪獣(がいることは、予告や煽りでは周到に伏せられている)のネーミングからして駄目だ。ムトーはねえだろムトーは(しかも何故かギャオスと「モンスターズ」のタコ怪獣を足して割ったような造形)。オオタチとかヤマアラシとか名付けたパシリムが如何にセンスがいいか、否、如何に今回のセンスが悪いかという話。制作に入ってる日本人、止めろよ。ここから駄目過ぎ。だからヘドラや今回みたいな駄作しか作れないんだ。
ここ、やはり細かく書かないと伝わらないというか、分かる奴だけ分かればいい度が強過ぎたようだ。
怖い映画が苦手なおれに、いつも怖い映画を薦めてくれる、とても親切な、かふかたん(@kafuka_tan)さん(無理して観るとこれが見事に全部面白いんだ。怖いけどな笑)と、たまたま、ツイッターでやり取りしたので、そのまま載せておく。
nagao_memo8 ゴジラ、こうなったら未見の60年代の奴も全部見切って、正しいアンチとして生きていくことを決意したのであった。釈がんばれ(意味不明)。しかしガキの頃、どうしようもなくヤでゴジラが嫌いになった理由である、ミニラとか観るの拷問に近い。
kafuka_tan ゴジラ観て、ブログ拝見しました!ただただ納得。映像自体は満足したんですけど、いかんせんストーリーが適当というか…不可解過ぎでビビりました(苦笑) あっ、そうそう、吹き替えで観たんですが「ムトー」じゃなくて「ムート」と呼んでましたね。
nagao_memo8 パンフだとムートーと綴られてますね(つまりわざとムトーと書いてます)。これは微妙ですけど、グレートムタ(ご存知?)のお父さんのグレートカブキは被爆者設定なんですね。ここから来てるか確信はまったくないですけど。
kafuka_tan えええ、知りませんでした!公開前から武藤みたいな名前だとは思ってましたがグレートカブキにまさかそんな裏設定があったとは。なるほどーあり得ますね。
nagao_memo8 アメリカでは表設定なんですよ。ヒバク星人で顔ボロボロだからメイクしているんです。あの時代はそれが普通だったという(苦笑)。そういう酷い設定は日本人レスラー以外にも結構あります。で、自分世代の人間ならMUTOと言われれば、当然それを連想しちゃうという。
kafuka_tan ああ米国での設定ですか!いろいろ察しました。。MUTOのネーミングの元ネタこれはほぼ間違いないのでは。しかし、て考えるともう、ますます無茶苦茶な映画な気がしてきました…その設定だった場合、向こうの人は「被爆怪獣」みたいな感覚で思ってるってことですよね。
nagao_memo8 そうそうヒバク怪獣の子供がMUTOなんです。ヤな設定でしょ? そこがブログのセンス云々に繋がってます。日本人の制作がそれ許しちゃねえ……。
kafuka_tan いやぁ…かなりアカンですね。リスペクトどころか舐めとんのかとしか思えませんねぇこれは…。
nagao_memo8 東宝が権利商売なのに、それを許して、日本人の制作もそれを許して、ビジネスだからと言って煽ってる日本の映画関係者って……。マチヤマさんあたりは絶対気付いてる筈(で多分どこでも言ってないと予想)。という、まあ左巻きな違和感が凄く強いんですよ。
kafuka_tan 公開前の町山さん、たしか、たまむすびで「今回のゴジラは大丈夫」みたいに言ってた気がするんですけど、そこは大人の事情的なもんなんでしょうねぇ。
nagao_memo8 そうそう。おれ的にはデカいトカゲの方がよほどマシという。つまりヒバク怪獣二世を日本の原発事故で家族を失ったアメリカ人の若者が核兵器で退治する話なんです。ただ、ペントコストが被爆者でも別に気になりませんよね? だからセンスの問題だと。
kafuka_tan ペントコスト…(ググって思い出しましたw)そうだパシリムの司令官も被爆者でしたもんね。なんというか、広島の反省どころか結局米国マンセー映画作っちゃったって感じですね、もうどうしようもない…酷いわぁ(泣)
nagao_memo8 だからこそ「原発問題を扱っているから」と褒める論調に、物凄く強い違和感を覚えるんです。違うだろ、二十世紀から何も変わってないだろと。
こういうことなんだよね。だからこそ、ただ駄目だったつまらなかった以上の、アンチな気持ちがムラムラと湧き上ってくるんである。あんなもん、喜んでいたら恥ずかしいとすら思うわ。まっ五十過ぎて好きでもないゴジラ映画細かく研究した挙句、怒ってるおれも随分恥ずかしいとは思うんだが。
そうそう、ここで書いたヘドラについても追加でディスを。
ゴジラ対ヘドラだけどさ、さっき色々チェックしてたら、封切り、地上波の帰ってきたウルトラマン初回の3ヶ月後なんだね。発想はどっちが先か知らんが、パクリのそしりは免れないよね。けど、帰ってきたウルトラマン初回の監督は本多猪四郎なの知らんかった。
地上波の劣化コピーを映画でやって、前衛もクソもないよな。>ゴジラ対ヘドラ。まっそんなの作った奴が今回ゴジラの制作なわけで、傑作になるわけないというか。
為念で書いておければ、「帰ってきたウルトラマン」の初回は、ヘドラとまったく同じ設定の「ザザーン」という怪獣が出てくる。
そんなわけで、傑作なのに、誰も観てない「改造人間釈対ゴジラ」をみんな観よう! ……何も繋がってません。