企業内の情報共有に欠かせない「グループウェア」。中でもネオジャパンのグループウェア「desknet's」シリーズは、1999年に前身(iOffice)が誕生した老舗グループウェアのひとつとして知られています。今回はその最新版「desknet's NEO」の導入事例として、本格焼酎「黒霧島」で知られる霧島酒造の担当者さんにインタビューしました。宮崎にある施設「霧島ファクトリーガーデン」での、美味しいランチや霧島ビールの写真とあわせてお楽しみください。記事の最後には、もちろん霧島酒造のお酒やビールのプレゼント情報も!
(※この記事は株式会社ネオジャパンによるPR記事です)
―― ということで、今回はネオジャパンさんのグループウェア「desknet's NEO」の記事広告です!
―― ……なのですが、今日、来ておりますのは、宮崎県都城市にある「霧島ファクトリーガーデン」。あの「黒霧島」で有名な霧島酒造さんが運営されている施設です。今回は「desknet's NEO」を導入されている霧島酒造さんに、導入事例の取材をするため、やってきました!
藤澤 霧島酒造 企画室の藤澤です。この施設は、もともと焼酎の工場しかなかった場所です。そこからホールを設立して、ミュージアムやビール工場、レストラン、ベーカリーと広げていきました。
―― グラウンドゴルフのコースもありますね。地元の皆さんがプレイされている向こうに、焼酎の工場がある……不思議な光景です。
藤澤 このコースは「日本グラウンドゴルフ協会」の公認コースで、宮崎県では第1号なんです。大会なども開催されますよ。他にも夏にはビーチバレーの特設コートができて、「日本ビーチバレーボール連盟」の公式試合が行われます。
―― すっ、すごい。地域に根差した活動の一環ですね。
霧島酒造が市民開放している施設「霧島ファクトリーガーデン」。本格焼酎の醸造施設、文化施設、イベント・スポーツ施設、レストラン、ベーカリーなどがある。
グラウンドゴルフのコースの向こうに、焼酎の工場が見える。この日も地元の方々がグラウンドゴルフを楽しまれていた。
藤澤 ではレストランでお食事を用意していますので、どうぞこちらへ。
―― うわあ、グループウェアの導入事例の取材に来たのに、なんだか凄いことになっちゃったぞ。
■ 「黒霧島」の黒麹を使った料理が食べられるレストラン
渡辺 霧島酒造 管理本部 システム管理課の渡辺です。「desknet's」の導入を担当しました……が、まあ先にランチにしましょう。
藤澤 この「霧の蔵ブルワリー」は、地ビール醸造施設とレストラン、ショップが一体になっています。こちらの3つの醸造釜、これで本当にビールを造っているんですよ。
―― えっ、普通に目の前をお客さんが通れる場所にあるのに……。
藤澤 もちろん奥にもっとたくさんありますけど、こちらの3基でもちゃんと造っています。奥のテラスには夏の夜限定のビアガーデンもあります。
「霧の蔵ブルワリー」内に、地ビール製造施設が入っている。客が普通に歩いている目の前にある3基のビール醸造釜でも、実際にビールを作っている。
ショップも併設。お酒や霧島酒造グッズが購入できるほか、焼酎の試飲もできる。
―― 思ったより本格的で驚きました……というか醸造釜が普通に見られるのすごい!
藤澤 ご予約いただければ、焼酎の工場の見学もできます。実際に「霧島」や「黒霧島」の製造工程をご覧いただけますよ。だいたい30分くらいです。
―― 工場見学も!
藤澤 こちら夏メニュー「霧島黒麹ランチ」です。地元の食材に、本格焼酎「黒霧島」の黒麹から作られた発酵調味料「霧島黒麹」を使っています。
―― 塩麹は流行ってますが、なんと黒霧島の黒麹。
霧島黒麹ランチの様子です。
主菜(魚)の、黒麹漬け舌平目とムール貝のマリニエール。
藤澤 食材を黒麹に漬け込んだり、ソースにアレンジしたりしています。おっしゃる通り、麹はうまみ成分を引き出すものとして、塩麹などが有名ですよね。「霧島黒麹」も美味しいですよ。
霧島黒麹ランチ
- 前菜3種
- かぼちゃの冷製スープ
- 季節のサラダ(霧島黒麹アボカドディップ)
- 主菜(いずれか)
- 肉/鳥もも肉の黒麹焼き ナスとトマトのミルフィーユ仕立て
- 魚/黒麹漬け舌平目とムール貝のマリニエール
- 焼酎モロミパン または ライスサラダ
- 季節のデザート
- 珈琲 または 紅茶
こちらは主菜(肉)の、鳥もも肉の黒麹焼き ナスとトマトのミルフィーユ仕立て。宮崎といえば鶏。
―― これは美味しい! あれ、パンが紫色ですね。
藤澤 焼酎「赤霧島」にも使っている「ムラサキマサリ」という紫芋をパンに練り込んでいるんです。このパンもその影響で、紫色に仕上がります。
―― 焼酎作りで使う麹やモロミを、お料理やパンにも使っていらっしゃる。面白いです。
藤澤 施設内の「霧の蔵ベーカリー」でこちらのパンも販売してます。後ほどご案内しますね。
焼酎モロミを使ったパン。うっすらと赤紫色。もちもち。
―― このお水も美味しいですね。なんか難しい漢字の名前が……。
藤澤 「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」と言って、都城盆地の地下岩盤の割れ目から噴き出す天然水です。霧島酒造では、この水を仕込み水や割り水として、焼酎やビールの製造に使っています。
―― 名前がかっこいい!
藤澤 施設内には、ペットボトルやポリタンクをお持ちいただいて、汲んでお持ち帰りいただける「霧島裂罅水の泉」もあります。
▽ 霧島裂罅水(れっかすい)の泉 | 霧島ファクトリーガーデン
―― この水が焼酎やビールになっていくんですねー。
霧島裂罅水(きりしまれっかすい)。名前がかっこいい。
■ 社員の増加に伴う使いやすさの追求
―― 忘れかけていましたが、これはグループウェアの導入事例の記事でした。ということで、そろそろ本題に入りましょう(もぐもぐ)。
渡辺 よろしくお願いします。いま使っている「desknet's NEO」は、2006年8月にパッケージ版を導入しました。弊社のグループウェアとしては3世代目です。
―― 2006年! もうすぐ8年ですね。ちなみに渡辺さんのご入社は?
渡辺 もうすぐ9年です。
―― つまり入社して1年後には新しいグループウェアを導入!
霧島酒造 管理本部 システム管理課 課長代理
渡辺清さん
渡辺 はい(笑)。変えようとなったきっかけは、会社の規模拡大にあわせた運用体制の見直しのためです。社員の増加に伴って、使い勝手が良くて、よりコストパフォーマンスの良いものが必要になりました。ベンダーと連携を図って製品選定を行った結果、ネオジャパンさんの「desknet's」に決めました。
―― 利用環境についても教えてください。現在、社員さんは何人くらいで、どのくらいの方が実際に「desknet's NEO」を利用されているのでしょうか。
渡辺 現在利用しているのは、全社員から工場などで従事する社員を除いた約400名です。都城市にある本社には約300名、残りが各支店で利用しています。
―― 導入の際はスムーズでしたか? 苦労話などもあれば。
渡辺 システム的な導入より、社内の反響の方が大変でしたね。グループウェアは社員が使うものなので……。前に使っていたものは3~4年くらい経っていたので「ようやく慣れたところだったのに」という声がありました。
―― 分かります。グループウェアは、他のシステムよりも「社員が普段使うもの」という要素が強い分、スイッチの際は大変ですよね。
渡辺 最初の1~2年は大変でしたね。使いたい機能をちゃんと全部使えたのも、何年越しという感じで。
■ システム管理課として、グループウェアを「いかに使ってもらうか」に取り組む
渡辺 私が入社する前、1世代目のグループウェアのときは、社内に浸透せずに終わってしまったと聞いています。そこで2世代目からは、PCに対するスキルに関わらず誰でも使えるような「画面の分かりやすさ」「取っ付きやすさ」を重視して導入するようになっています。
―― 社員の皆さんからの「desknet's NEO」の評価はいかがでしょうか。
渡辺 「最初は(前のものに慣れていたので)大変だったけれど、使いやすい」という声をもらっています。アイコンなども分かりやすいし、最近はHTML5を使っていて、ドラッグ&ドロップなどもできるようになったんです。評判は良いですよ。
「desknet's NEO」のポータル画面(サンプル)。分かりやすいアイコンなど、PCに不慣れな人でも無理なく使えるような工夫が施されている。簡易コンテンツエディタを搭載しているので、HTMLを知らない人でも社内向けの情報サイトが簡単に作れる。
―― 「desknet's NEO」にはいろいろな機能やアプリケーションが用意されていますが、よく使っているものなどを教えてください。
渡辺 よく使っているのは、メーラーの「ウェブメール」、社内向けのお知らせを出せる「インフォメーション」、関係者に情報を回覧できる「回覧・レポート」あたりですね。
アプリケーションの1つ「ウェブメール」(サンプル)。ドラッグ&ドロップに対応していて、クライアントアプリに慣れていた人でも使いやすい。
渡辺 最初は「回覧・レポート」をどう使えばいいのか悩んでいて、最近やっと慣れてきたところです。
―― 具体的にはどのように使われていますか?
渡辺 社内の各グループへのデータ共有や、部門間の情報共有・連携などですね。一方通行的な情報提供ならインフォメーション、相互にやり取りする必要があるなら回覧というふうに使い分けています。
あとは、私たちが導入したときはまだ「desknet's with Ajax」という製品名だったのですが、現在の「desknet's NEO」にバージョンアップした際、「ポータル」機能が強化されたので、有効利用しています。
―― 社内向けの情報やアプリケーションをまとめたページが作れる機能ですね。
渡辺 はい。社内報のダイジェストや、各部署のインフォメーションなどを、ポータルからリンクして、なるべく視覚的に社内に向けて提供していく、というのを取り組んでいるところです。システム管理課では、グループウェアの使用頻度をあげていくというのを目標のひとつとして設定していますので。
社内報のダイジェスト版を、ポータルからリンクする、という使い方。ちょっとだけ見せてもらいました。
―― おお、「単に導入して終わり」ではなく、「いかに使ってもらうか」までシステム課で取り組まれているんですね。
渡辺 ええ。もっと活用してもらい、社内を良くしていくにはどうしたらいいか、いろいろと検証しています。
■ 「仕事をするときの入り口は『desknet's NEO』のポータル」を目指して
―― そのほかに、よく使われている機能はありますか?
渡辺 「設備予約」は、部門間で共有する備品関係も含めて活用しています。社用車の管理にも使っていますよ。
―― 社用車! なんとなく「設備予約」というと「会議室とか?」というイメージですが、なるほど。
渡辺 あと、営業スタッフは外出が多いので「伝言・所在」を使っています。各自の携帯端末に「電話がありました」的なメッセージが届きます。
スマートフォン版の画面(サンプル)。13のアプリケーションが対応している。このほか、タブレットではPCと同じ画面で、全機能を使用できる。
―― 便利ですね! 「desknet's NEO」はスマートフォンやタブレットからもWebブラウザ経由で使えますが、社内での利用も推進していらっしゃいますか。
渡辺 はい。スマートフォンは社内で100台近く導入していて、外出の多い社員の方々は社外から確認できるようにしています。NEOになってスマホ用の画面ができたので、嬉しいですね。
―― サポート体制についてはいかがでしょう。
渡辺 良いですよ。満足しています。バージョンアップなどの際も、的確なサポートをいただいています。
―― 今後、さらにこんな活用をしていきたい、などがありましたら教えてください。
渡辺 NEOになって良かったことのひとつに、ポータル画面上でガジェットという形で、他のシステムと連携が図れるようになった、というのがあります。仕事をするときの入り口は『desknet's NEO』のポータル、という状況にできるよう、もっと整備していきたいと思います。あと、実はこの「霧島ファクトリーガーデン」で働く社員も利用しているんですよね。
―― おおー。各部署から直接、他の部署に情報を発信していく、というのもできると良さそうですね。「今日のランチ」とか!
■ 長年の積み重ねと、新しい取り組みと
藤澤 インタビュー中すみません、霧島ビールをお持ちしました。
▽ 霧の蔵ブルワリー 霧島ビール | 霧島ファクトリーガーデン
―― おお、この建物で作られている地ビールですね。ちょっとひとくち、いただきます。……美味しい!
地ビール「霧島ビール」。左からブロンド、ゴールデン、スタウト、日向夏(発泡酒)。
藤澤 霧島ビールはそれほど多く生産しているわけではありません。販売はここ霧の蔵ブルワリーと、あとは宮崎空港などくらいで、関東では販売してないんです。その代わり、全国発送を承っております。
―― あとで買ってかえります! 読者の皆さんにもプレゼントします! 実は正直、霧島酒造さんというと焼酎、特に「黒霧島」のイメージが強すぎて、地ビールを造られていたとは知りませんでした。
霧島酒造 企画室 藤澤真理子さん
藤澤 霧島酒造は1916年、つまり大正5年に、ここ宮崎県都城市で前身の「川東江夏商店」として本格焼酎の製造を始めました。
―― 最初は商店さんだったんですか。
藤澤 はい。1949年に名称を「霧島酒造株式会社」としました。1998年に黒霧島を発売したのですが、関東の売り場で目にする機会が増えたのは、本当にここ数年です。芋の生産量の関係で、すぐに増やすことができなかったんです。
―― 地ビール作りや「霧島ファクトリーガーデン」については?
藤澤 霧島ビールも1998年に始めました。地ビール工場・レストラン「霧の蔵ブルワリー」としてこの場所に建設し、それまで「志比田工場」であったのを、市民開放型の「霧島ファクトリーガーデン」として整備しました。
―― 黒霧島も、霧島ビールも、この施設も、すべて1998年に始まったんですね。desknet'sも霧島酒造さんも、長年やってこられていながら、同時に新しいことに取り組んでおられる。よし、ちゃんとつながりました! ちゃんとつながったので霧島ビールをもうひとくち(ごくごく)。
■ 焼酎もグループウェアも、何かの隣にある存在
―― 霧島酒造さんのサイトを見ていると「九州の食文化」というカテゴリーがありますよね。それに、地元にこのようなレストランやビアガーデンの施設を作っていたり、地域の食文化と一体となった活動を推進されているように感じます。
藤澤 はい。焼酎はそれ単体ではなく、食文化とともにあると考えています。食と一緒に楽しんでもらう。美味しいものの隣に焼酎を、というコンセプトです。
―― グループウェアと一緒ですね。それ単体ではなく、企業や社員とともにある……みたいな。うまくつながりましたかね?
渡辺、藤澤 (笑)
やっぱりお酒は好きなんですか?と聞いたところ…… 渡辺さん「まあほどほどに……」 藤澤さん「大好きです(キリッ)」
―― ちなみに焼酎を飲むなら、何の食べ物と一緒に飲むのがオススメですか?
藤澤 ええっ、そうですね……。渡辺さんどうですか?
渡辺 個人的には、炭火焼かな(笑)
―― 宮崎の地鶏炭火焼、いいですよね……。ということで、本日はありがとうございました。最後にパン屋さんでおみやげ用のパンを買っていきたいです!
藤澤 はい、隣に「霧の蔵ベーカリー」があります。今日のランチでもお出しした、焼酎モロミを利用したパンを製造・販売しています。工場見学もできますので、皆さん宮崎にお越しの際は、是非お立ち寄りくださいね!
はてなニュースといえばパン、ということで、最後に「霧の蔵ベーカリー」の写真を多めにどうぞ。
正直「片手間程度のパン屋さんかな?」と思っていたら、想像以上に本格的(かつ安価)でビビりました……。
焼酎モロミパンはもちもちしていて美味しかったです。このほか、釜焼きピザもあったり、カフェが併設されていたりと、高クオリティ。うちの近所にできないかな……このお店……。
霧の蔵ベーカリーのスタッフさんも「desknet's NEO」を使われているそうです。「使いやすいですよ!」というコメントをいただきました。
編集後記
ということで、一風変わった導入事例記事をお届けしました。
IT系の企業に勤めているとなかなか想像しづらいですが、他の業種の会社には、PCに不慣れなスタッフがいることも少なくありません。そうした中で、ネオジャパンさんの「desknet's NEO」は、なるべく分かりやすく、使いやすいように作られ、受け入れられているんだなあ、と感じました。
また、霧島酒造さんのシステム管理課は、グループウェアを「導入して終わり」ではなく、企画室や総務と連携しながら「社内でどう活用するか」まで踏み込んで取り組んでいらっしゃるということがよく分かりました。これから霧島酒造さんのお酒を飲むときは、「ああ、渡辺さんが頑張っている成果が、このお酒にもつながっているんだなあ」と思いながらいただくことにします(ぐびぐび)。
読者の皆さまには、霧島酒造さんのお酒をプレゼント! 詳細はこのすぐ下に!(ぐびぐび)
■ 「〈玉〉金霧島 芋」「霧島ビール」「desknet's NEO スタンプシール」をプレゼント!
霧島酒造の「〈玉〉金霧島 芋」(化粧箱付き)を1名様に、「霧島ビール」4本セットを2名様に、desknet's NEO スタンプシール5枚組を6名様にプレゼントします。
▽ 霧の蔵ブルワリー 霧島ビール | 霧島ファクトリーガーデン
応募方法は、Twitter連携した上で、この記事をはてなブックマークに追加するだけ。詳しくは、下の応募要項をご覧ください。
応募要項
- 応募期間
- 2014年7月29日(火)から2014年8月11日(月)24時まで
- 賞品と当選人数
- 〈玉〉金霧島 芋:1名様
- 霧島ビール4本セット:2名様
- desknet's NEO スタンプシール 5枚組:6名様
- ※ 当選賞品は選べません
- 応募方法
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- ※応募は20歳以上の方に限らせていただきます(当選者様には年齢の確認をさせていただきます)
- ※プライベートモードでご利用の方は対象となりません
- 当選発表
- 厳正なる抽選の後、本記事で、当選者様を発表させていただきます
- 賞品発送
- 当選発表後、はてなよりメールをお送りし、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)をお聞きします
- ※プレゼントの発送は日本国内に限らせていただきます
※お酒は20歳から。適量を守って楽しみましょう。
写真:赤司聡
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