ディアボロ乱舞

　日常のちょっとした現象、自然の織り成す美しい風景、また逆に人智が生み出した最新のテクノロジーなどなど、この世に存在するありとあらゆる物事を取り込んで一つの作品に変えてしまうアート。絵画や彫刻、ダンスという下地は変わらずとも、そこに発想力豊かなアーティストたちが様々な要素を盛り込み、人々に大きなインスピレーションを与えています。

　そんな中、日本のエンターテイメント集団「enra」による未来的なパフォーマンスがYouTubeで海外からの反響も集めていました。


　「enra」をご存知でしょうか。映像クリエイター・花房伸行氏が立ち上げ、一流のパフォーマーたちによるライブパフォーマンスと最新のCG技術を融合したクオリティの高いステージを作り上げることで高い評価を受けるチームです。去年の3月に国際オリンピック委員会（IOC）の評価委員会が最後の視察のために東京を訪れた際には最終日の晩餐会でパフォーマンスを披露し、評価委員会を熱狂させ、東京オリンピック開催決定に一役買ったことでも話題になりましたね。

　今回ご紹介させていただくのは、花房伸行氏の公式YouTubeチャンネルより投稿されていたenraの最新の演目「Torque starter」。オリンピック招致晩餐会のときに披露された「FUMA-KAI」は日本の伝統的な要素を取り入れたものでしたが、今回は一転して白と黒の世界で繰り広げられる光と闇の未来的なパフォーマンスとなっています。

　パフォーマンスは約5分。メインパフォーマーが操るディアボロの軌道と背景のCGが融合したパフォーマンスとなっており、白と黒というシンプルなデザインながらも宇宙を思い起こさせるような幻想的な雰囲気に。軌道が描く幾何学模様が現れたり、コマを武器のように操るアクションがあったり・・・と5分間たっぷり魅了されると思います。
　これに対して海外のネットユーザーの方々からも様々なコメントが寄せられています。海外の反応を見ると、

―海外の反応

• 美しい・・・
• これは本当に素晴らしかった。とても気に入ったよ。
• 天才すぎる！素晴らしい！
• これは私が今まで見てきた中でも最高のワンマンショーだったかもしれない。ニューヨークにも着てくれ！！
• 衝撃を受けたよ。魅惑的だね。ひと時も目を離すことができなかった。素晴らしい作品を見ることができてとてもうれしいよ。
• 気を失いかけたよ・・・
• これに低評価を入れる人たちが理解できないよ
• 完璧だ、よくやったよ。天才だな！
• これってビデオは事前に決まっていて、モーションキャプチャーしてる訳ではないんだよね。
• すごかったよ！音楽もいいね！なんていう曲なんだろう？アーテイスト仲間として、とてもインスピレーションをもらったよ:)
• かっこいいなぁ！すごい！
• これが完成するまでにどれだけの時間と努力があったのか想像もつかないな。パフォーマンスだけでなくアニメーションも素晴らしい！
• 全てのパフォーマンスはこうしてより素晴らしく進化していくんだね！ありがとう！
• 素晴らしい！音楽と視覚効果、そしてヨーヨースキルの融合が最高だったぜ！これからもずっと頑張ってください！

等々の声がありました。


[ via YouTube/Nobuyuki Hanabusa ]