真剣な表情で札に手を伸ばす高校生たち=大津市の近江神宮で
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高校生の競技かるた日本一を決める「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権」個人戦が二十一日、大津市神宮町の近江神宮など市内五会場であった。A級は群馬県の東京農大二高三年の渡辺千尋さんが優勝した。
今年は四十二都道府県と中国から過去最多の計五十校千二百人が参加した。高校生の競技かるたを題材にした漫画「ちはやふる」人気も影響し参加人数は年々増えている。
競技は四つの級に分かれトーナメントで実施。高校生たちは真剣なまなざしでかるたを見つめ、句が読み上げられると勢いよく札を取り合った。
個人戦B級は栃木県の宇都宮高二年佐藤良亮さんら四人、C級は長野県の長野西高三年和田恭佳さんら五人、D級は十四人が優勝となった。
大会は一九七九年に始まった。二十日の団体戦は、東京都の暁星高校が七年連続九回目の優勝を果たした。
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