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【プロ野球】大隣422日ぶり勝利 難病克服、7イニング1失点2014年7月28日 紙面から
◇ソフトバンク3−2オリックスソフトバンクは今季初先発の大隣が7イニング3安打1失点の好投で昨年5月以来の白星を挙げた。チームは4連勝で貯金は今季最多の18。0−1の2回に細川、明石、今宮の適時打で3点を奪った。オリックスはディクソンが誤算で3連敗。 ◇ ソフトバンク・大隣が、本拠地で高らかに復活を宣言した。試合後、大歓声に後押しされてお立ち台へ。「またこのマウンドで、自分らしいピッチングができてよかった」。自身にとってもチームにとっても大きな1勝で、左腕の新たな歩みが始まった。 初回1死から安達に四球、二盗を許した後にバトラーに適時二塁打を浴びた。「どうなることかと思った」。緊張感からか自分を見失いそうになる中、なお1死一、二塁でペーニャを投ゴロ併殺。終わってみれば、これがこの日最後の大きなピンチだった。 2回に打線が3点を奪い逆転。その先は、2桁勝利2度の実績を誇る左腕だった。直球は手探りでも、切れのあるスライダーが生きた。「一生懸命、腕を振った」。108球でつかんだ422日ぶりの白星を、秋山監督も「素晴らしい投球だった」と称賛した。 先発も、ヤフオクドームでの登板も、昨年5月31日の広島戦で白星を挙げて以来。国指定難病の黄色靱帯(じんたい)骨化症を克服し、今月13日に日本ハム戦の中継ぎで復帰した。その試合後に口にした「復帰しただけ。復活でも何でもない」との言葉は、勝ってさらに前進した。 「1勝しただけ。(復活は)この先、先発として一年間仕事ができてから」。帰ってきた左腕が最後を締め、オリックス戦は2年ぶりの同一カード3連勝。2強が中心の優勝争いは、これからが本番だ。「この喜び、うれしさを忘れず、しっかり投げていきたい」。本当の復活を目指して、大隣が力強く戦列に加わった。 (山本泰明) PR情報
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