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【プロ野球】

大竹が中日戦4連勝 井端の助言で立ち直った

2014年7月28日 紙面から

先発し、7イニング3安打1失点の大竹(池田まみ撮影)

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◇巨人2−1中日

 中日が競り負け、球宴後初黒星。連勝は4で止まった。先発の雄太は7イニング1失点と好投したが、攻撃陣が巨人先発の大竹に7回まで3安打に抑えられ、1点のみ。

 8回に勝ち越された後は山口、マシソンに1イニングずつ三者凡退に抑えられた。大竹は7勝目。

    ◇

 竜キラーが名古屋で躍動した。巨人・大竹が中日の勢いを封じ込めた。直球とシュートで打者の内角を突き、7イニングを3安打1失点。山口とマシソンの助けを借りたものの、7勝目を堂々と手に入れた。

 「粘ってよかった」と語る右腕は今季の中日戦で5戦4勝。しかも、4月20日の対戦からは4連勝だ。ヒーローインタビューでアナウンサーの到着が遅れるハプニングに見舞われても、その表情は充実感たっぷり。「チームの力になれてうれしい」と声を弾ませた。

 4日の中日戦(東京ドーム)で6勝目を挙げてから白星から遠ざかっていた。相性のいい相手とはいえ、初回は慎重になっていた。1死一塁から2者連続で四球。われを忘れかけた時、三塁から駆け寄った井端の言葉で冷静さを取り戻した。

 「丁寧に投げすぎじゃないか…。初回なんだから思い切っていこう」。気持ちを切り替えた大竹は、藤井を空振り三振に仕留めて窮地を脱出。その後はコンビを組んだ小林が「さすがです」とうなるコントロールの良さを発揮し、チームの敵地での3連敗を阻止した。

 「まだまだ、これから…。シーズンは終わっていませんから」。大竹に油断はない。その姿勢は、ナイターで2位・阪神が敗れ、ゲーム差が2・5に広がっても不変だ。勝負の8月も竜キラーの実力をいかんなくみせつける。 (川越亮太)

 

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